旧車芸人・野性爆弾くっきーが交通事故でまさかの体験！「気付いたら天井を見ていた」

ディスカバリーチャンネルが、8月から10月にかけて開催する「クルマ祭り！」。8月の特集は「灼熱！真夏のクルマSP」と銘打ち、旧車芸人たちが登場する新番組がスタートする。その1つが8月22日(木)よりスタートする「野性爆弾くっきーの中古車ハンターあらし」。毎回テーマに合った車を選び、カスタムを行うという同番組の収録を終えた野性爆弾くっきーを直撃。車に対する熱い思いを聞いた。

――「野性爆弾くっきーの中古車ハンターあらし」の収録を終えられた感想をお聞かせください。

「段取りどころもありますがフリーな感じもあって、楽しかったですよ。ただ、真面目にやりつつ、ふざけもしつつやったんで、その温度差がすごい。風邪をひいちゃうよみたいな(笑)。ちょっと鼻がグチュっとした感じですね」

――番組ではくっきーさんも穴を開けたりカスタムにチャレンジされていると伺いましたが、結構がっつり作業されたんですか？

「いやいや、ほんまにちょっとしたごくごく軽いお手伝いですね。手が汚れるのが嫌なんで、手が汚れない程度に(笑)」

――若い世代は車に乗らなくなっていますが、車に乗る魅力って何だと思いますか？

「車は大人しか乗れないんで、大人の遊びというイメージですね。それに所ジョージさんとか見てやっぱスゲーって思うじゃないですか。だから、要は今の若い子は車が1つの趣味になってないんです。それを趣味のレベルにまで持っていかないとダメですね」

――車に興味のない人にその魅力を伝えるにはどうすればいいと思いますか？

「男子はみんなある程度は好きやと思うんで、やっぱり興味ないのって女子なんですよね。なんやろ、鉄の塊すぎてなんか重苦しいんちゃいます？だから、ほんま女子に好まれる車を作ろうと思ったら、コタツみたいなね。布団ついてて、足で操作してそのまま進む感じ。あとは若い子はクラブとかに行くと思うんで、ZIMAの瓶の形をした車を作るとか。お酒を飲んで運転するのはダメなんで、いっそのことは入っちゃえってみたいな(笑)」

――くっきーさんは車を買うときは基本的に中古で買うんですか？

「中古車ですね。新車は買い方が分からなくて、ちょっと怖いです。ちゃんとした車屋さんに行くのが。いつも田舎の裸で水をまいているようなおっさんが売っているようなショップで買っているんで(笑)」

――中古車選びのコツとかはありますか？

「結局直すじゃないですか。今のプレジデントも程度は悪かったんで直すのに時間とお金がかかったんですけど、待っている間も楽しいんですよね。それに、直って帰ってきたらまた愛着が湧きますよ。だから買う前に乗ってみた方がいいとかあるんでしょうけど、ほんま見た目じゃないですか？外装がキレイなものを選べば究極、エンジンは載せ替えちゃえばいいし」

――現在のプレジデントを選んだキッカケは何でしょうか？

「今ので僕が乗った車は4台目ですけど、その前も同じプレジデントに乗っていて。で、次は四駆のワゴニアっていうジープの古いやつにしようと思ってショップに見に行ったらプレジデントが駐まっていて、やっぱりこっちの方がいいってなったんですよね。僕は部類のセダン好きで、常にセダンに乗っている"セダン太郎"なんで」

――今お話に出た3台目のプレジデントでは、事故に遭われたと聞きましたが？

「そうなんです。朝方、半蔵門近辺で駐まっていたら、どえらいおかま掘られて。突然ドンってゆうんで"あれ？なんやろう？"って思ったら、どういう原理かは分からないですけどそのままシートが倒れてて天井を見ていた(笑)。ほんま急にアゴをドツカれた感じですね。それで前のはおしゃかですわ」

――最近、何かカスタムはされましたか？

「ホイールを変えました。昔は金ないからネットとかで1本5000円ぐらいで売っている、穴が開いてサビ倒しているようなボロボロのやつを履いていたんですが、ちょっと裕福になったんでベッカベカのやつを買いました(笑)」

――車でよく出かけられる場所は？

「家族で茨城県の牛久に行きます。なんか子供が異様に好きなんですよ、牛久の大仏が。いつも"デッケーな"って言ってますわ。でも、牛久辺りはドライブにはちょうどいい距離感なんで」

――今回の番組の視聴者や読者へのメッセージをお願いします。

「車って大量生産なんでどれも一緒じゃないですか。それを自分なりにアレンジしてマイカーにしていくのって、意外と金がかかってしんどそうですけど、この番組を見たら"なんや手軽にいけるやん"みたいに感じてもらえると思いますよ」

文＝安藤康之　撮影＝伊東武志

＜個展情報＞
Last of 超くっきーランド neoneo in なんばパークス
日程：2019年8月9日(金)～9月1日(日)
会場：大阪・なんばパークス7階 パークスホール
お笑いコンビ・野生爆弾としての活動に加え、アーティスト・肉糞太郎として個展を開催するなど芸術分野でも活躍

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