乃木坂46・久保史緒里がホスト狂いのキャバクラ嬢役への意気込みを語る「久保史緒里という人間像をどんどん壊していきたい」

――役作りはどのようにされたのですか?

「絢香は歌舞伎町に憧れて来たという存在なので、バーの常連客の中では"歌舞伎町にものすごく染まり切った人間"というわけではなく、純粋さみたいなものもある気がしたので、その純粋さを守りながら演じようと思いました。ただ、なにしろ歌舞伎町に行ったことがなかったので、このお話をいただいてからマネージャーさん2人を両脇に、一緒に歌舞伎町を歩いてみるっていうのをやりました。本当にいろんな方がいて、すれ違う人全員に対して『どういう経緯で歌舞伎町に集まっているんだろう』とすごく興味が沸きました」

――演じる上で意識したことは?

「内田監督が『作らなくていい。その場で感じたものだけでいい』と言ってくださっていたので、あえて自分の中でプランを持たないように挑みました。でも、絢香って孤独でいろんな寂しさもあったと思うから、『憧れて来た歌舞伎町で現実の厳しさを知ったのだろうな』とか『純粋さゆえに空回って人生の歯車がうまく回らず悪い方向に転がっていってしまったのは、他人に弱音を吐けない不器用な性格だからなのかな』という感じで、できるだけ想像を膨らませて臨みました」

――絢香との共通点はありましたか?

「自分と離れているようで、実は共通点もすごくあるなと。絢香はすごく強がりで、助けてほしい場面でも『助けて』って言えないところが彼女の強さでもあり弱さでもあるなと思っていて、私もあまり自分からSOSを出せないタイプなので、そこは『似てるな...』ってちょっと辛くなりました(笑)」

――ホストにハマっている絢香ですが、ご自身の最近ハマっていることは?

「最近すごく小さめの盆栽をお家にお迎えして、今一緒に暮らしています。毎朝、起きて(盆栽の)状態確認をするのが日課になっています」

――寂しがり屋な絢香ですが、乃木坂46の中で寂しがり屋なメンバーは?

「田村真佑ちゃんです。例えば、ラジオで他のメンバーとご飯に行ったことを話すと、それをなぜか知っていて『誰々とご飯行ったんでしょ?なんで私とは行ってくれないの?』って言ってきたり、常に誰かと一緒にいたい子で、誘っても断られたことがないんですよ。すごく寂しがり屋なぶん、『なんで私も呼んでくれなかったの?』って嫉妬もすごいんですけど(笑)」

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映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」
6月30日(金)より東京・テアトル新宿ほかで全国公開

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