
IDOL DANCE BATTLE「VERSUS」で、ひときわ大きな歓声を浴びていたのが――OCHA NORMAの広本瑠璃、いぎなり東北産の安杜羽加、Jams Collectionの北乃咲久、カラフルスクリームのみなみによる"踊れるカワイ子ちゃんs'"。アイドル界の枠を超えて集結した4人が、その卓越したパフォーマンス力と唯一無二のチームワークで見事優勝をつかみ取った。
ダンスが大好きという情熱を胸に、グループも事務所も違う4人が「踊れるカワイ子ちゃんs'」として結束し、短期間で"本気のアイドルダンス"をぶつけ合った今回のバトル。勝敗を超えて、それぞれの中で大きな意味を持ったステージを終えた今、それぞれの言葉で語ってもらった。
──本日のパフォーマンスを終えて、率直な感想を教えてください。
みなみ「ダンスが好きなみんなと一緒にステージに立てて、大好きなダンスをたくさんの方々に届けられたことが、とても嬉しかったです。幸せな気持ちでいっぱいです」
安杜「私の中で、ダンスだけはどうしても諦めきれない思いがずっとありました。でも、アイドルとして求められるスキルの中で、ダンスが評価される機会は意外と少なくて、ずっと心のどこかで引っかかっていたんです。それでも諦めたくないという気持ちが強くて。正直、ひとり無人島にいるみたいな感覚だったんですけど......今回、まるでその無人島に助けが来てくれたような、そんな気持ちになりました。本当に救われたと感じています。出会いに感謝ですし、このメンバーに出会えてよかったなと心から思います」
北乃「このお話をいただいたのは、私がデビューする前だったんです。最初は"自分にこんな大役が務まるのか"と思って、すごく不安で......。でも、やっぱりダンスが大好きだから、これは素敵な機会だと感じて参加を決めました。ここまでやってこられたのは、この3人のおかげだと思っています」
広本「本当に、羽加さん(安杜)もおっしゃっていましたが、私たちもダンスが好きで。でもアイドルとして活動していると、どうしても歌やビジュアル、ダンスといろいろな要素を両立していかなくてはならない。その中で、ダンスだけが見てもらいきれていない部分も正直あって......。そこを自分自身もっと伸ばしたい、見てもらいたいという思いは皆さん共通だったのではないかと思います。今回、こうした機会をいただけて、それぞれの心の中にあったダンスへの情熱や闘志を引き出していただけたこと、そして何より、みんなと出会えたことが本当に嬉しいです」
──こうしたイベントをきっかけに、アイドルダンスにももっと注目が集まると良いですね。
安杜「そうですね。今回のパフォーマンスで、少しでも風穴を開けられたんじゃないかなと思います」
北乃「かっこいい!(笑)」
安杜「でも、勝敗は本当に"企画"の中だけの話だと思っています。ダンスに本当の勝ち負けはなくて、それぞれが全力を出し切ったことに価値がある。みんな本当に素晴らしかったと、心から思います」

取材・文=川崎龍也
放送情報
IDOL DANCE BATTLE「VERSUS」
スカイA
#1 7/28(月)午後10:00~午後11:00
#2 8/4(月)午後10:00~午後11:00
詳しくは
こちら