乃木坂46岩本蓮加×冨里奈央、初主演ドラマで深まった先輩後輩の絆『ふたりエスケープ』に映るリアルな距離感

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――撮影時のエピソードで、特に印象に残っていることはありますか?

岩本「本当に全部が印象的なくらい、個性的で特徴のある作品でした。アドリブを入れる場面が多くて、セリフは特にないシーンでも、『カメラを長回しするから何かしていてね』と監督から言われることもあって。そのときのアドリブがあまりにも素の私たちすぎて、『これ使われても大丈夫かな?』と思いながらやっていました(笑)。でも監督がOKを出してくださるので、安心できました」

冨里「私たち、素で笑っちゃってますよね(笑)」

岩本「本当に大笑いしてしまって、『大丈夫かな?』と不安になることもありました。でももし本編でそういう場面があったら、このことだなと思って観ていただければ嬉しいです」

――ちなみに第1話でもアドリブはありましたか?

岩本「映画を観ているシーンで、お菓子を食べながらセリフをブツブツ言ったり(笑)。台本には映画を楽しく観ている2人とだけ書かれていたので、自由にやらせてもらいました」

冨里「そのとき、お菓子の袋 を開けようとしたら、私が勢い余って大爆発させてしまって(笑)。お菓子が飛び散ってしまったのですが、現場の皆さんがすごく笑ってくださって、温かい雰囲気の中で撮影できました。本当に毎日楽しかったです」

――逆に撮影を振り返って、大変だったことはありますか?

岩本「季節的に暑かったり寒かったりと寒暖差が激しくて。屋外ロケの日は『今日は暑いな』と思ったら、別の日は寒いなと感じることもあって。その環境を忘れて演じるのが意外と大変でした。でも今となっては全部いい思い出です」

冨里「私はセリフを覚えるのが苦手で......(笑)。特に第1話の、車の中で虫眼鏡を使いながら先輩の考えを推理するシーンはなかなか覚えられなくて。台本をいただいてからは、毎日声に出して繰り返し読んで、どうにか覚えました。ぜひそのシーンに注目して観てほしいです」

――挑戦でしたね

冨里「方法もよくわからないまま、とにかくたくさん読んで覚えました」

――作品では"現実逃避"がテーマですが、お二人にとって現実逃避の方法は何ですか?

岩本「私はドラマの先輩と同じでゲームが大好きなので、家でゲームをしている時間が一番の現実逃避ですね。あとは高校生まで地元に住んでいたので、今でも地元の友達に誘われてご飯に行ったり遊びに行ったりしています。そういう時間も大切な現実逃避になっています」

冨里「私は"寝ること"です。たくさん眠ると本当に元気になれます。あとは親友と一緒に家で料理を作るのにハマっていて、最近はオムライスやシチューを一緒に作りました。そういう時間が癒しになっていて、私にとっての現実逃避です」

――最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします

冨里「演技のお仕事はこれまで経験が少なく、不安も大きかったのですが、蓮加さんやスタッフの皆さんが本当に温かくて、毎日が楽しい撮影でした。その空気感が映像にも映って、皆さんに伝わったら嬉しいです」

岩本「今回の作品は"現実逃避"がテーマです。お仕事や日常の中で大変なことを抱えている方にとって、きっと癒しになると思います。私たちの素に近い部分や、アドリブによる新しい一面も楽しんでいただけると思うので、ぜひ注目して観ていただけたら嬉しいです」

取材・文=川崎龍也 撮影=MISUMI

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放送情報

ドラマ『ふたりエスケープ』
テレビ大阪ほかにて2025年10月4日(土)より放送中

詳しくは
こちら

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