歌唱力No.1としてステージに立ったSKE48・野島樺乃「選抜メンバーに選ばれなくても輝ける!」

3月25日に東京・豊洲PITにて開催された「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE」。同イベントは、1月11日に行われた「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」にてファイナルに進出した8人(SKE48・野島樺乃、AKB48・矢作萌夏、AKB48兼STU48・岡田奈々、NMB48・山崎亜美瑠、SKE48・山内鈴蘭、AKB48・横山結衣、STU48・矢野帆夏、HKT48・坂本愛玲菜)と予選2位でありながら決勝大会に参加できなかったAKB48・小田えりなの9名が、生バンドをバックに送るライブイベントだ。

岡田奈々

トップバッターを務めた岡田は、決定戦でも歌った「NO,Thank you!」(放課後ティータイム)を披露。パンチの効いた曲でインパクトを与えると「ファイナルライブ楽しんでいきましょう」と会場を盛り上げた。つづく矢作は「変わらないもの」(奥華子)でバラードを切なく歌い上げ、歌唱力の高さを証明すると、観客から大きな拍手が巻き起こった。そんなしっとりとした空気をがらりと変えたのが決定戦で1位を獲得した野島だ。リトルマーメイドから「パート・オブ・ユア・ワールド」を歌い、ミュージカル調の曲で会場の雰囲気を一変させた。

矢作萌夏

歌い終えた野島は「ルーティンの豚骨ラーメンを食べてきました」と高らかに報告。岡田も「歌が大好きなメンバーなので、後ろは見にくいと思うんですけど耳だけは開けといてください」とファンにアピールした。そんな中、後輩の矢野は緊張をほぐすために岡田に握手を求めたと明かし「手汗をべっちょりつけました」と暴露。岡田は「そういうことだったの?確かに濡れているなと思ったけど」と、後輩のいたずらに驚きの表情を見せた。

写真左から 岡田奈々、矢野帆夏

続くパートでは、山内の変顔で緊張がほぐれたという矢野が「どんなときも。」(槇原敬之)を熱唱。つづいて「明日も」(MUSH&Co)を歌った小田は「5年前の初々しい気持ちで歌った」と歌い終わりにVサインをして喜びをにじませた。
山崎は、菅田将暉の「さよならエレジー」を弾き語りで披露。抜群の歌唱力でAIの「Story」を聞かせた野島は「選曲を間違えた」と思うほど苦労したことを明かし、一生懸命練習したとコメントした。そんな2人の姿に「リスペクト~!」と坂本が連呼する姿には、会場から笑いがこぼれるも、自身が選曲した「Catch the Moment」(LiSA)について聞かれると「私もこういう曲は初めてで、チャレンジして新しい自分を見せようと思いました」と語り、今度は岡田から「リスペクト~」と言い返される一幕も。

写真左から 坂本愛玲菜、小田えりな

次のユニットパートでは、じゃんけん大会でもユニットを組んで歌った坂本と小田が「あ~よかった」(花*花)を披露。サビの部分では互いが向き合う姿に拍手が起こるなど会場を沸かせた。「バリバリに個性の強い2人」と称した横山と山内とともに、ピアノの曲を生バンドにアレンジした「だらしない愛し方」(AKB48)を歌った山崎は「すごく楽しかったです」とコメント。続く野島と矢野はKiroroの「未来へ」で見事なハモりを見せつけると、矢作と岡田も「さよなら大好きな人」(花*花)を美しいハーモニーで歌いきって見せた。

写真左から 横山結衣、山内鈴蘭、山崎亜美瑠

また、決定戦の予選や本選で歌った曲をそれぞれがロングバージョンで披露するコーナーも。中でも、坂本は曲の間奏でリコーダーを披露。しっかりと演奏するも「リコーダー吹く気満々といいながら完成度が低かった」と自虐ネタにして、会場から笑いがあふれた。違う角度から笑いを取ったのは横山。椎名林檎のパンチの効いた曲を声量で見事に歌い切るも、感想を聞かれると「全然覚えてないんですけど、たぶん楽しかったと思います」と独特のなまりの効いたコメントで笑いを誘った。

横山結衣

本編終盤では、48グループの楽曲メドレーが行われた。全員がステージに立ち、自身の所属するグループの歌をノンストップで熱唱。観客も出番とばかりにメンバーへコールを飛ばして盛り上がり、48グループならではのライブの熱気に包まれた。最後の楽曲となった「瀬戸内の声」では、9人全員が合唱。歌い始めで感極まった矢野が、感動のあまり涙を流しながら歌うと、岡田は「いろんな思いがこみ上げてきたんだよね」と代弁。矢野は「また泣いちゃうからやめて」と言うも「小さい頃から歌が好きで、アイドルになって歌をたくさん歌いたいと思ってやってきたんですけど、現実はそう甘くなく」と本音を吐露。STU48で歌う機会がなかった時に、ライブのリハーサルで1人で歌っていた矢野の歌声に感動した岡田が決定戦への出場を勧めてくれたといい、「出てくれて本当によかった」と岡田が喜ぶと、会場から拍手が巻き起こった。

アンコールで「365日の紙飛行機」を歌い終えた横山は「今日いるメンバーの中ではダメだと思っていて、ありえないくらい練習していたんですけど、でも自分的にはすごく楽しく歌えている実感はあるので、今日のライブは最高でした」と不安ながらも楽しめたとコメント。山内は周りに感謝しつつ「今日のためにお酒を我慢していたので、この後飲むビールが楽しみです」と興奮気味に語った。一方、岡田は「歌に順位をつけられることが怖かったけど、こうして歌を歌える機会ができてよかったし、自分はやっぱり歌が好きだなと気付くことができたので、自分の魅力を大事に生きていきたいと思います」と笑顔で宣言した。そして、野島は「私はまだ1回もSKE48の選抜メンバーに選ばれたことはないんですけど、選抜メンバーじゃない私でも特技でチャンスをつかむことができて、すてきなステージに立つことができました。48グループにはもっとたくさん特技を持っている子がいるので、1人1人が輝けるグループになれたらいいなと思います」と赤裸々に語った。

最後は48グループのボーカル選抜で歌われた曲「また あなたのことを考えてた」を披露。9人は温かい声援の中、ファンへの感謝を告げて、大きく手を振りながらライブを締めくくった。

ライブ終演後、メンバーにライブの感想などを聞いた。

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放送情報

AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE
放送日時:2019年4月27日(土)20:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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