乃木坂46・中村麗乃が、10月6日(水)から上演されるミュージカル『October Sky-遠い空の向こうに-』に出演する。
同作品は、元NASA技術者のホーマー・H・ヒッカム・Jr.の自伝小説「ロケットボーイズ」を原作とした、ロケットに夢をかけた少年たちを描いた傑作ミュージカル。アメリカでの2度のトライアウト公演を経て、日本で初上演となる。人口衛星との出合いによりロケット制作を志す主人公、ホーマーを甲斐翔真、ホーマーと一緒にロケット制作に励むロイを7ORDER・阿部顕嵐が演じるなど、豪華キャストが集結して珠玉の青春作品を紡ぎ出す。中村は、小さな町だが故郷を愛しているホーマーのガールフレンド、ドロシーを演じる。
今回、中村にインタビューを行い、作品に懸ける思いや意気込み、台本を読んだ感想、ドロシーの印象などについて語ってもらった。
――出演を聞いた時の感想は?
「素直に『うれしい』という思いもあったのですが、ミュージカルでここまで歌を披露したことがなかったのでそういったところでの不安と、日本で初めて上演することへのプレッシャーで、いろんな気持ちが混合してよくわからない感情でした(笑)」
――台本を読んだ感想は?
「夢を叶えるお話なのですが、その夢に向かう姿がすごくリアルに描かれているなと。逆境に揉まれて挫折してしまいそうになる場面などは特に『リアルだなぁ』って思いましたし、何かに向かってひたむきに頑張るのって素敵だなと改めて感じました」
――ホーマーに思いを寄せるドロシーの印象は?
「本当に故郷のことが大好きな素直な感じの子という印象で、普段の私はおしとやかなイメージのキャラクターではないと思うので、『大丈夫かな?』と(苦笑)。また、(ホーマーの)夢を応援してあげたいという気持ちがある一方で、好きな人だからこそ『そっちにばかり向かないで』という気持ちもあるんだろうなって。(複雑で)難しいですよね...。でも、夢を邪魔したいわけではなく、(言動は)好きという気持ちからくるものなので、そこはちゃんと理解した上で演じてあげたいなって思います」
――ご自身と似ているところや共通点などは?
「私は、思っていることを直接人に話すことができなくて、自分の中にとどめてしまうことがよくあるんです。『これを言ったら相手はどう思うんだろう?』とか、いろいろ考え過ぎちゃって『言わない方がいい』という結論に達して、何も言えずに終わるという。ドロシーもなかなかストレートに思いを伝えられない場面があるので、そのシーンはすごく共感しました」
舞台情報
ミュージカル『October Sky-遠い空の向こうに-』
<東京公演>
2021年10月6日(水)~24(日) ※8(金)、13(水)、19(火)は休演
東京・Bunkamuraシアターコクーン
<大阪公演>
2021年11月11(木)~14(日)
大阪・森ノ宮ピロティホール
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