「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の決勝大会が1月12日に千葉・舞浜アンフィシアターで行われ、AKB48・岡田奈々が4代目の歌唱力女王に輝いた。
同イベントは、"人気"でも"運"でもない、歌声だけで頂点を決めるプロジェクトの第4回大会。AKB48国内6グループの所属メンバーの中から立候補により名乗り出た92人による予選を突破した20人が参戦。20人が4グループに分かれて歌唱し、各グループ上位2人、計8人がファイナル歌唱審査に進出。ファイナリスト8人がもう1曲歌い、優勝者を決める。優勝メンバーには秋元康プロデュースによるオリジナルソロ曲が贈られるほか、ファイナリスト8人と審査員特別賞に選ばれた1人を加えた9人で「ファイナリストLIVE」が開催される予定。
決勝大会には、予選を通過したAKB48/STU48・岡田奈々、STU48・池田裕楽、NMB48・山崎亜美瑠、STU48・矢野帆夏、NMB48・李始燕、AKB48・浅井七海、STU48・清水紗良、SKE48・古畑奈和、AKB48・大盛真歩、HKT48・豊永阿紀、AKB48・小田えりな、STU48・小島愛子、HKT48・坂本愛玲菜、AKB48・大竹ひとみ、AKB48・村山彩希の15人と、審査員推薦枠のAKB48・田口愛佳、NMB48・加藤夕夏、STU48・今村美月、AKB48・岩立沙穂、NGT48・三村妃乃の5人、計20人がしのぎを削った。
オープニングでは、予選1位通過の岡田が「今まで3回とも東京・赤坂で行われていて、今回この円形ステージで決勝を戦うのが初めてなので緊張しますね。背中まで見られているので...(笑)」と心境を語りながらも、「今まで予選1位の人は優勝できていないというジンクスがあるのですが、優勝を目指して頑張りたいと思います!」と気合を入れた。一方、連覇を目指す第3回大会優勝者の池田は「連続で出場させていただけるということで、自分らしく頑張りたいと思います」と意気込む。また、卒業を発表し最後の大会となる山崎は「『歌っていいな』と心の底から思ってもらえるような大会にしたいです。もちろん1位を狙います!」と明かした。そんな中、矢野は「このしゃべっている時間が緊張するので、早く歌いたいです」と漏らして会場を沸かせる一幕も。
第1組では、大竹がレベッカの「フレンズ」、清水が柴咲コウの「かたち あるもの」、村山がLiSAの「oath sign」、李がいきものがかりの「ブルーバード」、矢野がチューリップの「青春の影」を熱唱。大竹は「トップバッターは逆に緊張しなくて、めちゃめちゃ楽しめました!」と笑顔で振り返り、矢野は「舞浜アンフィシアターって丸いなって思いながら歌いました(笑)。楽しかったです」と感想を語った。
第2組では、坂本が松田聖子の「SWEET MEMORIES」、小島が伊藤由奈の「Precious」、浅井はTRUEの「Sincerely」、今村は藤本美貴の「ブギートレイン'03」、山崎はaikoの「KissHug」を披露。坂本は「(出場は)4回目になるんですけど、今までで一番"緊張感"と"楽しさ"を融合できました!」と明かし、小島は「やっぱりこの場所は緊張するなって...。でも、『楽しんで歌う』ということを今日初めてできたと思います」を打ち明けた。
第3組では、加藤が山本彩の「イチリンソウ」、小田はaikoの「Loveletter」、田口はあたらよの「10月無口な君を忘れる」、古畑はAimerの「I beg you」、岡田はEGOISTの「名前のない怪物」と歌唱。古畑は「皆さんを極力置いてきぼりにしないように、世界観に溶け込んで...ね(笑)。ありがとうございました!」と語り、岡田は「ブロックのトリって緊張するんですよ!すっごく緊張して、それが伝わってしまったかもしれないんですけど、すっごく楽しく歌えました」と振り返った。
第4組では、豊永がLiSAの「明け星」、岩立が竹内まりやの「カムフラージュ」、大盛がby断ち切り隊の「恋の激ダサ絶頂!」、三村がミュージカル「レ・ミゼラブル」の「夢やぶれて」、池田がちあきなおみの「喝采」を歌った。岩立は「歌っている時ずっと手が震えていて...。でも、自分の表現したいものをしっかり出せたと思います」と告白し、池田は「すごく緊張したんですけど、歌い切れてよかったと思います!」とにっこり。
ファイナルに進出したのは、矢野、清水、今村、坂本、古畑、岡田、池田、三村。岡田は「2曲目を歌えることが本当にうれしい!」と笑顔を見せ、三村は「審査員推薦枠で20人に入れてもらえて、ファイナルに進めるなんて本当にうれしいです」と語った。その後、8人はファイナルの歌う順番を抽選で決定。古畑、坂本、清水、矢野、池田、今村、岡田、三村の順で歌うことに。
ファイナルでは、古畑がmillennium parade×Belleの「U」、坂本が浜崎あゆみの「BLUE BIRD」、清水は映画「モアナと伝説の海」の「どこまでも ~How Far I'll Go~」、矢野はMISIAの「逢いたくていま」、池田は指田フミヤの「花になれ」、今村はJUJUの「A Woman Needs Jazz」、岡田は家入レオの「未完成」、三村は小坂明子の「あなた」を熱唱した。
運命の結果発表では、審査員特別賞に輝いた村山は「え?どうしましょう?本当に真っ白で何も出てこないんですけど...。ありがとうございます!」と困惑しながらも目に涙を浮かべてこみ上げる思いを必死に抑え込みつつ、「これから歌もダンスもどっちも頑張りたいと思います」と吐露。そして、第3位の矢野は「優勝を狙っていたので悔しいですが、3位で(名前を)呼ばれたのでホッとする気持ちもあります」と悔しさをにじませ、第2位の池田は「去年から連続で出させていただいて、初めての時とは違って不安もいっぱいだったのですが、こんなに自分をさらけ出して歌ったことはなかったので後悔はないです」とすっきりした顔でコメント。そして4代目のチャンピオンに輝いた岡田は「本当にこのイベントが自分を強くさせてくれました。辛いときもありましたが、出続けてきてよかったです。これから自分が先頭に立って48グループを盛り上げていかなきゃという思いです」と万感の思いを語った。最後に20人全員で「365日の紙飛行機」を披露してイベントを締めくくった。
放送情報
第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 舞台裏ドキュメント
放送日時:2022年2月23日(水)19:30~
チャンネル:TBSチャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合があります
詳しくはこちら