デビュー20周年を迎え宇多田ヒカルがますます輝く！

浜崎あゆみ、椎名林檎、aikoなど、多くの実力派女性シンガーが今年デビュー20周年を迎える。日本の音楽シーンで不動の地位を築いたヒッキーこと宇多田ヒカルもその1人だ。

1998年12月9日、ファーストシングル「Automatic/time will tell」でデビュー。ファーストアルバム『First Love』は765万枚を超える大ヒットとなり、日本国内歴代アルバムセールス1位という金字塔をいきなり打ち立てた。2001年に発売されたセカンドアルバム『Distance』も、初週売上枚数で歴代1位の300万枚を記録した。

数々の記録と記憶を残した宇多田だが、2010年から「アーティスト活動を止めて人間活動をする」として音楽活動を休止。しかし2016年4月、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」で復帰する。彼女の新曲はより優しさと深みに満ちた曲となっていた。母・藤圭子の死、再婚、そして第１子の誕生。活動休止中に起こったさまざまな出来事が、彼女をひと回り、いやそれ以上に大きくしたことは想像に難くない。

そして迎えたデビュー20周年イヤー、彼女は以前にもまして積極的に活動を開始している。

4月には自らがプロデューサーを務めた新人シンガーソングライター・小袋成彬がデビューアルバムを発売。宇多田が新人のプロデュースを手掛けるのは、これが初となる。

また6月27日（水）には7枚目のアルバム『初恋』を発売予定。「サントリー天然水」のCMソング「大空で抱きしめて」、TBS系日曜劇場「ごめん、愛してる」の主題歌「Forevermore」、同じくTBS系ドラマ「花のち晴れ～花男 Next Season～」のイメージソング「初恋」などが収録される予定だ。

約12年ぶりとなるツアーも予定されている。11月6日（火）の横浜アリーナからスタートし、マリンメッセ福岡、日本ガイシホールなど全国6ヶ所、のべ12公演を行い、ラストは幕張メッセホールで行われる。

注目したいのは幕張メッセホールの開催日で、最終日の12月9日（日）はデビュー20周年記念日となる。記念すべき日をファンと共に過ごそうという彼女の思いが込められていそうだ。

ますますパワフルに活動する宇多田ヒカル。そんな彼女の姿を見ることができる番組がスカパー！で多数放送予定。アルバム発売とツアーに備えて、20年間の彼女の姿と歩みを振り返ってみてはいかがだろうか。

文＝堀慎二郎

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