安全地帯堀ちえみらもランクイン!吉川晃司がパワフルな歌声を披露した「ザ・トップテン」

吉川晃司
吉川晃司

1981年4月にスタートし1986年3月まで、5年間にわたって放送された音楽番組「ザ・トップテン」。1969年から放送されていた「NTV紅白歌のベストテン」をリニューアルした番組で、毎週独自の邦楽ランキング上位10曲をカウントダウン方式で発表していた。大きな特徴として言えるのは、有観客での生放送ということ。放送されていた会場は、東京・渋谷公会堂(現・LINE CUBE SHIBUYA)。当時からコンサートが多数開催されていた場所で、音響的にも音楽を届けるのに最適な場所だった。地方から修学旅行で東京を訪れた中学生や高校生も番組を見学し、オープニングで見に来ている生徒たちの学校を紹介していた。

10月に歌謡ポップスチャンネルで放送されるのは、1985年2月18日放送回で、安全地帯や吉川晃司、岡田有希子、高田みづえ、石川秀美らが出演した。司会を務めるのは堺正章と榊原郁恵。

第10位は岡田有希子の「二人だけのセレモニー」。1984年4月にシングル「ファースト・デイト」でデビューし、同年9月発売の3枚目のシングル「-Dreaming Girl- 恋、初めまして」(竹内まりやが作詞・作曲)がチョコレートのCMソングに起用されスマッシュヒットを記録。続いて1985年1月にリリースされたのが「二人だけのデート」(尾崎亜美が作曲)で、卒業式後の恋人と2人きりのお祝いを描いたラブソングに仕上がっている。「ザ・トップテン」での最高位は5位。

8位にランクインしたのは堀ちえみ。堀は、中森明菜や早見優、松本伊代らと後に"花の82年組"と呼ばれるアイドル豊作年の1982年にデビュー。1983年放送のドラマ「スチュワーデス物語」で主演を務め、歌以外のフィールドでも存在感を示し、人気を高めた。この回では13枚目のシングルとなる「リ・ボ・ン」で、やきもちを焼く女の子の心情が描かれているキュートな曲を、会場ではなく中継先から歌唱した。

石川秀美
石川秀美

石川秀美の「もっと接近しましょ」が第7位にランクイン。石川も1982年デビュー組で、「夏のフォトグラフ」「熱風」といった1984年にリリースしたシングルが好評で、1985年1月リリースの「もっと接近しましょ」は、積極的にアプローチする恋愛が描かれていて石川の代表曲となっている。

ランキング上位10曲の他に、「話題曲」として紹介するコーナーがあり、この日は高田みづえの「悲しきロンリーガール」がフィーチャーされた。高田みづえは1977年にデビューシングル「硝子坂」がヒットし、その後も「パープル・シャドウ」「私はピアノ」「そんなヒロシに騙されて」など多くのヒット曲を生み出していたが、「悲しきロンリーガール」をリリースした直後に、当時大関だった若嶋津関と婚約し、芸能界引退を発表。

6位にランクインしたのはTOM・CATの「ふられ気分でROCK'N ROLL」。この曲はヤマハポピュラーコンテスト(ポプコン)でグランプリを受賞した曲で、メジャーデビューシングルとして1984年11月にリリースされた。サングラスをかけたインパクトの強いビジュアルと畳み掛けるような歌い方が特徴的で一気にブレイクを果たした。

この記事の全ての画像を見る

放送情報【スカパー!】

ザ・トップテン #6
放送日時:2024年10月18日(金)20:00~
チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物