「Nighttime Stage」では国内ライバーたちが登場。える、アルス・アルマル、星川サラ、甲斐田晴、ローレン・イロアス、レオス・ヴインセント、風楽奏斗、ソフィア・ヴァレンタインの8人が名を連ねた。

にじフェスのトリとなった本イベントはDaytime同様、「Virtual Strike」でスタート。祭りはまだまだ続くとライバー、観客が一丸となって盛り上がりが作られていく。自己紹介のMCを挟むと、すぐにライブへ。レオスの「オンリーワンダー」のカバーでは「1曲目のソロで不安なので」とまめねこダンサーズを舞台へ。そのシュールな光景に会場からは驚き(と少しの悲鳴)が聞こえたが、曲が始まればダンサーと共にクールなステージを演出した。ソロが終わると、「ハッピーウェディング前ソング」「ハッスル」「ぼうけんのしょがきえました!」「オトノナルホウヘ→」と様々なジャンルからのカバー曲が続く。

無料パート終了の告知が挟まれると、星川サラが「Ubiquitous dB」を可愛らしく歌唱。ダンスの手に合わせてピンク色の軌跡が揺れる演出は原曲のユナというキャラクターへのリスペクトが感じられ、ファンを喜ばせた。ソロから複数人の曲に戻ると、「はいよろこんで」「オルターエゴ」「Ready Steady」と続く。「はいよろこんで」ではローレンとレオスによる声質が違うからこその聴きごたえのあるメロディーラインでファンを沸かせた。再びのソロ曲で、えるが「花になって」を披露。この曲の難易度は広く知られるところだが、様々な声色の変化を得意とするえるだからこその千変万化の歌声を響かせる、流石のパフォーマンス。続く、風楽の「オトノケ」では目を光らせた風楽が怒涛のラップを紡いでいく。ラップ主体のこの曲も難易度の高い曲だが、堂々たる歌いぶりでスキルの高さをみせつけた。

曲ラッシュ直後のMCではソロを終えたえると風楽がソフィアと共に「ファンが目の前にいるから頑張れる」と感謝を述べる一幕も。しかし、にじフェスのトリとなるこの夜はまだまだ止まらない。休む間もなくアルスの「ダダダダ大天使」がはじまる。天使の輪を冠したアルスがキュートなステージをファンにお届け。正にアルスにピッタリなこの曲にファンは酔いしれた。続いたのはソフィアの「ヴァルヴェット」。このステージは初のオリジナル楽曲の歌唱だ。ソフィアの何処か切なさをまとった歌声が会場を包み込むと舞い落ちる花びらと共に切ない空気が会場に流れた。直後の「かわいくなりたい」ではアルスとソフィアが愛らしいデュエットを披露し、ソロ曲の空気そのままに会場に可愛いを振りまいた。その後にも「平行線」「88☆彡」と何処か切なさを感じる曲が続き、ファンの情緒に訴えた。
ここまで17曲。祭りは続いていく。ローレンのソロ曲「シャンティ」では椅子に座るローレンが燃え盛る火の中パフォーマンス。その妖艶さに会場からは悲鳴が木霊した。赤という色がここまで似合うライバーは他にいないだろう。続く甲斐田も負けないように自身の色を色濃く投影したオリジナル楽曲「水の記憶」披露。甲斐田の爽やかな高音が会場を吹き抜けていく。2人の鮮やかなソロステージが終わると、「最上級にかわいいの!」「狂乱 Hey Kids!!」「Flyer!」を4.5名のユニットで歌い継ぎ、ステージの幕を閉じた。


アンコールではファンからの温かい声に包まれて8名が登場。最後のMCではファンに感謝をしながらも笑いを忘れないトークを披露するライバーたちの姿は7年の歳月を感じる流石のステージだ。初出演のローレンや一番後輩のソフィアが「このメンバーで良かった」という関係性の良さがみえたこともファンは嬉しいに違いない。そうして最後の曲「Arc goes oN」にのった歌声は未来への大きな歌声になるだろう。これからもにじさんじの活躍から目が離せない。
文=田中諒
⒞ANYCOLOR, Inc.

イベント情報
にじさんじ 7th Anniversary LIVE 「OVERTURE」 Daytime Stage
にじさんじ 7th Anniversary LIVE 「OVERTURE」 Nighttime Stage
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