
――今回の「ANIMAX MUSIX」で、藍井さん自身が特に楽しみにしていることはありますか?
「やっぱり横浜アリーナが久しぶりなので、横アリからの景色をまた堪能したいなと思っています。それが楽しみですね。あとは、アリーナだといろいろな場所から登場できるのも面白いところだと思うんです。前回『廻廻奇譚』を歌った時も後ろから登場したりしたので、『今回はどこから出るのかな?』というところから自分でもワクワクしています(笑)」
――今年、改めて音楽活動をスタートさせて以降、国内外でさまざまなライブやイベントに出演されていますね
「今年は本当に盛りだくさんで、1年があっという間。この間まで4月くらいだったような感覚なんです(笑)。この間はロンドンにも行きましたし、9月には台北での予定も控えています。ツアーでも海外に行くことが決まっているので、日本だけでなく、いろいろな場所で自分の歌を届けられる機会が広がっているのを感じています」
――以前と比べて音楽への向き合い方に変化はありましたか?
「変わりましたね。以前はすごくストイックになりすぎていて、何でも完璧主義でやっていたんです。それが自分にとって苦しいことだと気づかないまま走ってきた部分がありました。でも、何でも完璧にこなせるのが人間ではないと思うんです。だから今は、自分らしく、自分のペースで音楽を楽しみながら、その楽しい気持ちをファンのみんなと共有できたら一番いいんだな、ということに気づきました」
――自分の中だけで完璧を求めすぎていた部分もあったのでしょうか?
「全部を自分の中で完結させようとしていたので、周りがちゃんと見えていなかった部分もあったのかなと思います。わざわざ自分を苦しめて、大好きな音楽を嫌いになるきっかけを作る必要はないですよね。音楽をずっと好きでいられるためにも、自分らしく、無理をせずに続けていきたいと思っています」
――ファンの方の存在も、そう思えるようになった理由の一つですか?
「そうですね。ファンのみんなも、私が無理をすることを望んでいるわけではないと思うんです。『エイルちゃんのペースでいいよ』と言って待ってくれている方もいますし、またお休みすることにはなりたくないので。自分のペースで音楽を楽しみながら、その楽しい気持ちをファンのみんなと共有していく。それが今の私のスタイルなのかなと思います」
――最後に、長くアニメとともに楽曲を届けてきた藍井さんにとって、改めてアニメミュージックとはどんな存在でしょうか?
「私にとっては青春そのものです。アニメミュージックを聴いて育ってきましたし、初めて買ったCDもアニメミュージックでした。ずっと歌手になることが夢だったんですけど、一口に歌手と言ってもいろいろなジャンルがありますよね。その中で、私はたまたまアニメミュージックを歌う歌手になることができました。自分の夢を叶えてくれたのもアニメミュージックなので、私にとっては本当にかけがえのない存在です。それに、アニメミュージックは日本が誇れる素晴らしい文化だと思っています。これからもいろいろな場所で歌いながら、アニメミュージックの魅力を伝えていけたらいいなと思っています」
取材・文=川崎龍也











