THE YELLOW MONKEY吉井和哉"喉頭がん"の闘病と盟友との約束...命と向き合った3年間に密着「みらいのうた」

ミュージシャン

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「みらいのうた」
「みらいのうた」

本作の大きな見どころの1つが、吉井が10代の頃にベーシストとして加入したバンド・URGH POLICE(アーグ・ポリス)のボーカル・ERO(エロ)の存在だ。作中で吉井は「俺は、この人と出会って今の自分がある」と語る。それほど、EROとの出会いは吉井のミュージシャン人生において大きな意味を持つものだった。

URGH POLICEは自然消滅となったが、その後も2人は長く交流を続けていた。そんななか、2021年にEROが脳梗塞で倒れてしまう。そこで、吉井は「URGH POLICE時代の曲を、また一緒にやらないか?」と40年ぶりのセッションを約束。本作は、元々その様子を追うことを目的に撮影がスタートした。

しかし、吉井自身にも喉頭がんの診断が下され、約束の実現すら危ぶまれる事態に陥ってしまう。そんな状況にありながらも、互いに病と闘いながら諦めずに誓いを果たそうとする2人の生き様は言葉以上に雄弁だ。吉井がなぜ40年以上もの間、ロックを愛し、歌い続けてきたのかという問いに対する答えがスクリーンに結実している。

「みらいのうた」
「みらいのうた」

なお、映画のタイトル「みらいのうた」は、吉井が5歳の時に事故死した父親の没後50年という節目に制作された楽曲のタイトルにも使われている。父の死が音楽人生の原点の1つとなり、そして半世紀の時を経て生み出されたこの曲が、作品全体を貫く太い感情の軸となっている。

「みらいのうた」
「みらいのうた」

治療を経て、2024年4月に東京ドームで行われたライブ「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 "SHINE ON"」では、復活の歌声を響かせた吉井和哉。1人のアーティストが自らの命と向き合う軌跡を収めた本作は、心揺さぶられる特別な時間をもたらしてくれるだろう。音楽とともに未来を切り拓こうとした吉井の魂の3年間をぜひ見届けてほしい。

文=HOMINIS編集部

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