Official髭男dism(ヒゲダン)の本気！止まらない勢いを象徴する圧巻のパフォーマンス

10月9日(水)、待望のメジャー1stアルバム『Traveler』がリリースされるOfficial髭男dism(通称：ヒゲダン)。その1stアルバムを引っ提げ、10月26日(土)からは全国29公演を行う単独ホールツアー「Official髭男dism Tour 19/20 - Hall Travelers -」へ繰り出し、さらに自身初となるアリーナツアー(2020年3月)の開催も発表されるなど、その勢いは加速するばかりだ。そんな彼らが、"ラブシャ"の愛称で知られる野外フェス「SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2019」の熱気あふれるステージに登場。今のヒゲダンの勢いそのままに、エネルギッシュなパフォーマンスを見せつけた。

2018年4月にメジャーレーベルからリリースされた1stシングル「ノーダウト」が、長澤まさみ主演の月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」の主題歌に抜擢され、一躍注目を集めることになったヒゲダン。2019年にドラマの劇場版として公開された映画『コンフィデンスマンJP』にも、メジャー2ndシングル「Pretender」が主題歌として起用され、7月にリリースした3rdシングル「宿命」は、2019ABC夏の高校野球応援ソングに。このほか、9月20日公開の映画『HELLO WORLD』の主題歌(「イエスタデイ」)や、「あいのり：African Journey」(フジテレビ系)のテーマソング(「ビンテージ」)にも起用されるなど、その活躍はまさにうなぎのぼり。これらの楽曲は、メジャー1stアルバム『Traveler』にも収録されることが、先ごろ発表されたばかりだ。

そんな勢いに乗る彼らは今夏、様々な音楽フェスに出演。その中の一つが、8月30日から9月1日の3日間にわたって、山梨県・山中湖交流プラザ きららで開催された「SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2019」だ。"ラブシャ"初出演となるヒゲダンは、3日目、富士山をバックにした「Mt.FUJI」ステージに登場した。

超満員となった客席エリアに向け、「リハーサルも楽しんでほしい」との思いから、2017年にデジタルリリースした「Tell Me Baby」を本番前に披露した彼ら。"本気"の演奏で観客のテンションに火をつけた彼らが、本編の1曲目におなじみのファンクナンバー「ノーダウト」を演奏すると、観客のボルテージは初っ端から最高潮に！その後、ピアノポップバンドであるヒゲダン髄一のギターソング「FIRE GROUND」をはじめ、藤原聡(ボーカル＆ピアノ)の甘い歌声が堪能できる「115万キロのフィルム」でグループの音楽性の幅広さを見せつけると、後半は「Stand By You」「Pretender」「宿命」といった"フェス映え"するドラマチックな楽曲を畳み掛けるように演奏し、クライマックスを演出した。

ヒゲダンの現在の勢いと音楽性を象徴するようなステージが見られる「SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2019」(スペースシャワーTVにて10月放送)。彼らの他にも、7年連続の出演となったTHE ORAL CIGARETTESにはじまり、サカナクション、あいみょん、Perfumeら、日本の音楽シーンを代表するトップアーティストが迫力のステージを披露し、8年ぶり3度目の出演となった"大トリ"のSEKAI NO OWARIで締めくくった今年のラブシャ。終わりゆく夏の空気の中で、熱狂を共にしたオーディエンスにとって、今年もまた忘れられない夏の記憶が刻まれたようだ。

文＝スズキヒロシ

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