THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの16人が注目される理由

ヴォーカル3人にパフォーマー13人という16人編成で、EXILE TRIBEの中でも唯一無二の存在感を放つTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEが、9月12日に結成5周年を迎えた。

メンバーは、ヴォーカルの川村壱馬、RIKU、吉野北人。パフォーマーのLIKIYA、陣、神谷健太、与那嶺瑠唯、山本彰吾、岩谷翔吾、浦川翔平、藤原樹、武知海青、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨。20014年夏に正式メンバーの座をかけて行った「武者修行」の末、リーダーのLIKIYA、陣を中心に参加メンバー全員でTHE RAMPAGEの名を背負い、活動していくこととなった。

■HIP HOPを主軸にしたハイブリッドサウンド

THE RAMPAGEの楽曲は、HIP HOPを主軸に、ディスコミュージックやラテンミュージックなど、さまざまなテイストを融合させたハイブリッドなサウンドが魅力。デビュー当初からシングル表題曲の英詞カバーをするなど、世界を見据えた活動をしてきたTHE RAMPAGEだが、今年7月にリリースしたシングルには、あまりJ-POPらしさを感じさせないトラックが印象的な「WELCOME 2 PARADISE」や全編英詞の「Nobody」も収録され、彼らの"世界基準の楽曲で勝負したい"という強い想いを伝えている。

そんな16人の想いを背負うヴォーカルは、「VOCAL BATTLE AUDITION 4」を勝ち抜いたストイックな3人。2017年1月に発表したデビューシングル「Lightning」では、グループの色を強く打ち出す川村壱馬の強気な低音ラップを中心に、RIKUの澄み切ったハイトーンヴォイス、吉野北人のあどけなさの残るシルキーヴォイスの掛け合いが、彼らのフレッシュさを表現していたが、活動が長くなるにつれてアーティストとしての自信がついたのだろう。楽曲の振り幅が広がると同時に、ヴォーカル3人が放つ言葉の説得力が増し、がむしゃらに暴れ回る攻撃的なイメージだけではなく、色気や大人の余裕も兼ね備えた、頼もしい歌へと進化を遂げた。

■それぞれのルーツが現れたダンスパフォーマンス

パフォーマーも魅力的なメンバーが揃っている。"暴れ回る"を意味するグループ名の通り、16人で見せるパワフルな群舞に圧倒されがちだが、LIKIYA・藤原樹はR&B、陣・与那嶺瑠唯はPoPPin'、後藤拓磨はOld School HIPHOP、長谷川慎・武知海青はKRUMP、浦川翔平・岩谷翔吾はNew jack swingというように、各々得意とするジャンルが違うため、ソロのダンスシーンも必見だ。

なお、振付はLIKIYAと山本彰吾が中心になって制作。たとえば『Dirty Disco』を陣と沖縄出身のハイサイコンビ（神谷健太・与那嶺瑠唯）が担当するなど、曲によっては他のメンバーが振付を手がけることもある。ハイサイコンビの陽気なノリは、トーク面においてもTHE RAMPAGEを支えている......と思う。

■俳優業にも挑戦！オールマイティーに活躍する16人

また、パフォーマーとしての活動だけでなく、俳優業に挑戦しているメンバーもおり、近年はLIKIYA、岩谷翔吾、山本彰吾、鈴木昂秀、龍が『HiGH&LOW』シリーズ、藤原樹と長谷川慎が『PRINCE OF LEGEND』シリーズに出演。10月4日公開の最新映画『HiGH&LOW THE WORST』とドラマシリーズには、『PRINCE OF LEGEND』で俳優デビューを果たしたヴォーカルの川村壱馬と吉野北人も出演している。

中でも、同作で主演を務める川村壱馬は、ヴォーカリストとしてのクールでストイックなイメージを脱ぎ捨て、仲間想いで表情豊かな熱いキャラクターを熱演中。THE RAMPAGEとしても、10月2日にリリースされる9thシングル「SWAG & PRIDE」が、『HiGH&LOW THE WORST』のバトルシーンの挿入歌となっている。

そして今年は、Jr.EXILE世代＜GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ＞が出演する総合エンタテインメントプロジェクト『BATTLE OF TOKYO ～ENTER THE Jr. EXILE～』も始動。歌・ダンス・演技とオールマイティーに活躍する16人は、いまやJr.EXILE世代を牽引する存在に。結成6周年に向けて、10月30日には2ndアルバム『THE RIOT』のリリースも控えている今、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEが熱い。

文＝-斉藤碧

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