GRAPEVINEとマカロニえんぴつの"リスペクト"対バン！一夜限りの特別コラボも

ライブイベント「uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC vol.24 supported by SPACE SHOWER TV」が9月22日に横浜ベイホールで開催され、GRAPEVINEとマカロニえんぴつの2マンが実現。このライブの模様が10月25日(金)にスペースシャワーTVにて放送される。

"今"の日本の音楽シーンになくてはならないアーティストによる2マンイベントを開催している「LIVE HOLIC」。今回の出演したのは、1993年の活動開始以降、数々の代表作を世に送り出し続けているロックバンド・GRAPEVINEと、2012年に神奈川で結成され、今一番注目を集めている新星バンド・マカロニえんぴつの2組だ。

最初に登場したマカロニえんぴつは、「愛の手」ではっとり(ボーカル＆ギター)が声を大きく主張。「トリコになれ」「girl my friend」と続けて会場のボルテージを上げていく。MCではっとりは「私ボーカルはっとり、GRAPEVINEの大ファンでございまして。今回これが実現したときに、スぺシャと今まで癒着してきてよかったなと心から思いました(笑)」と、GRAPEVINEへの強い思いを吐露。そのリスペクトを表すように、GRAPEVINEの代表曲ともいえる「光について」のカバーを中盤で披露した。

終盤にはマカロニえんぴつの最新曲「ヤングアダルト」も。Aメロの淡々とした曲調から、大きな包容力を持ったサビへと移っていくこの曲に対するオーディエンスの眼差しが、この曲が彼らにとっての新しいアンセムになることを予感させる。そして、1stフルアルバムのラストに収録されている楽曲「春の嵐」を披露し、マカロニえんぴつはライブを締めくくった。

2組目のGRAPEVINEのライブは、1曲目の「Glare」が披露されるや否や、バスドラの強い低音によって圧倒的な空気を会場に生み出された。すべてのサウンドと田中和将(ボーカル＆ギター)の歌声が完璧な調和をもって会場に鳴り響く...それは「COME ON」のアウトロでギター・ベース・ドラムが荒々しく演奏されたときも同様で、大きな歓声と拍手が沸き起こった。田中は「ひと言お礼を言わせていただきます。uP!!!ありがとう！今日の対バンはマカロニえんぴつ、略して"マんぴつ"。マんぴつ、ありがとう！」とコメント。「皆さんが何と略しているのか知りませんけど、私はマんぴつと、これからもしっかり呼んでですね、愛でていきたいなと思います」と、後輩からのリスペクトに応えた。

GRAPEVINEのオリジナルなサウンドが会場を支配する中、６曲目に披露したのは「God Only Knows」。オーディエンスの身体は思い思いに上下、その頭の上下運動がランダムな波を起こし、大きなうねりを生み出した。「すべてのありふれた光」の優雅なメロディでオーディエンスを魅了した後も、「BLUE BACK」で再度大きなうねりを引き起こす。最後に披露した「Arma」では、彼らのサウンドが伸びやかに広がり、GRAPEVINEのダイナミックなライブに決定的なラストを与えた。

アンコールで田中がマカロニえんぴつのはっとりと長谷川大喜(キーボード＆コーラス)を招き入れ、彼らと一緒に「風待ち」「HOPE」を披露した。「HOPE」では、はっとりが田中から教育されたシャウトを遺憾なく発揮し、そのシャウトを見つめる田中の顔の柔和さが非常に印象的。最後は長谷川のキーボードも自由さを増し、演奏が終了すると、2バンドが生み出したステージへ割れんばかりの大拍手と大歓声が生まれた。

マカロニえんぴつとGRAPEVINEという異なる世代の2バンドが織りなした特別なステージ。ぜひスペースシャワーTVの放送でも体感してほしい。

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