山崎育三郎が10変化!ミュージカル界のプリンスが放つ多彩な魅力

「山崎育三郎 LIVE TOUR 2020 MIRROR BALL」より
「山崎育三郎 LIVE TOUR 2020 MIRROR BALL」より

ミュージカル界のプリンスとして愛され、TVドラマ「昭和元禄落語心中」(NHK総合)、「下町ロケット」(TBS系)、「おっさんずラブ-in the sky-」(テレビ朝日系)などに出演。俳優、声優、歌手とさまざまな顔を持つ山崎育三郎。NHK朝の連続テレビ小説「エール」では主人公(窪田正孝)の幼なじみでのちに歌手になる役を演じるなど2020年も飛躍の1年になりそうだ。

そんな山崎の多彩な魅力がダイレクトに伝わるのがライブ!昨年の7月にリリースされたカバーアルバム『MIRROR BALL'19』は"ミラーボール"をテーマにヒャダイン氏をプロデューサーに迎え、制作されたもので、自身最大規模となる全10公演のライブツアー『山崎育三郎LIVE TOUR 2020 MIRROR BALL』も敢行。この模様は3月28日(土)にTBSチャンネル1で放送されることも決定している。持ち前のエンターテインメント精神で観客を楽しませた。山崎育三郎のボーカリスト、パフォーマーとしての魅力とは?

■7変化ならぬ10変化の衣装と演出で魅了

幼い頃からミュージカルで鍛えた変幻自在の声を持つ山崎の特性を活かしたカバーアルバムは1950年代から1990年代までの歌謡曲やJ-POP、洋楽など幅広い楽曲をダンスアレンジした内容だ。YouTubeで公開されている美空ひばりのカバー「お祭りマンボ」はインド音楽やヒップホップなどさまざまなテイストが盛り込まれたアプローチで山崎は曲の中でカメレオンのようにキャラチェンジを見せているが、ライブではアルバムの世界を視覚的、立体的に表現。"タイムトラベル"をテーマにした映像に合わせて扉を開けると、時代設定に合った衣装をまとった山崎が登場し、歌ってダンスするという演出でファンを喜ばせた。

着こなすのが難しいド派手な衣装も普通に見えてしまうのはさすがミュージカル界のプリンス。真っ白な衣装でピアノを弾いてスタンダードナンバーを歌ったり、ミュージカルチームのダンサーたちと華麗なパフォーマンスを繰り広げたりと、まさに"ザッツ・エンターテインメント"なステージを具現化した。

■幅広い世代の女子たちをとりこに?

舞台でファンになったマダムたちから、ドラマやバラエティ番組を見て好きになった若い世代まで山崎のファン層は幅広い。ミュージカルで有名な「雨に唄えば(Singin'in the Rain)」のカバーではデュエットを披露。舞台で培ってきた声量と声色を操るスキルに陶酔するファンもいれば、王子っぷりを裏切らないキャラクター(コミカルな面とのギャップも魅力)にキュンキュンするファンも、ライブに集結して盛り上がる。

マルチな活動の中で自分を枠にあてはめることなく、ひとりのエンターティナーでありたいと語っている山崎育三郎。めくるめく演出に重きを置いてストーリー仕立てで見せた今回のツアーに注目だ。

文=山本弘子

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放送情報

山崎育三郎 LIVE TOUR 2020 MIRROR BALL
放送日時:2020年3月28日(土)19:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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