BiSHアユニ・DPEDROで発揮する、アーティストとしての魅力

アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dという個性的なメンバーで構成されているBiSHは"楽器を持たないパンクバンド"として「オーケストラ」「プロミスザスター」をはじめ、多くのヒット曲を生み出し、幅広い層から支持されている。7月には初のベストアルバム『FOR LiVE -BiSH BEST-』のリリースも決定しているが、その収益をこれまでワンマンライブや自主企画でお世話になった全国のライブハウスに全額寄付することが発表されており、より大きく注目を集めている。

そんなBiSHのメンバーは、グループでの活動と並行して個々での活動も精力的に行っており、アユニ・Dもバンド形態でソロプロジェクト「PEDRO」を2018年9月にスタートさせた。アユニはベースボーカルを担当し、全楽曲の作詞と一部作曲も手掛けている。デビュー作となったミニアルバム『zoozoosea』や4月29日にリリースした最新EP「衝動人間倶楽部」からも、アユニが新しい扉を開けて内に秘めていた衝動と才能を解放させているのが伝わってくる。

PEDROは昨年7月から8月にかけて、ドラムに毛利匠太、ギターにPEDROの1stアルバムにも参加している田渕ひさこ(NUMBER GIRL、toddle)を迎え、初の全国ツアー「DOG IN CLASSROOM TOUR」を開催。ファイナルは8月29日の東京・TSUTAYA O-EAST。
田渕が始業チャイムをギターで奏でると、アユニがステージ中央のお立ち台に乗り、マイクを通さず地声で「起立!気をつけ!これからロックの授業を始める!」と宣言し、「EDGE OF NINETEEN」でライブがスタート。感情を込めた歌声と演奏に1曲目からすでに会場の熱気は最高潮に。観客たちも手拍子で盛り上げる「NIGHT NIGHT」、さらにテンポを上げて"HEY! HEY!"という掛け声で会場が一つになった「GALILEO」などでライブを展開。田渕と毛利の演奏に刺激されるかのようにアユニの歌と演奏も後半に進むにつれて、さらに熱を帯びていく。

終盤は、恋に焦がれて落ちていく気持ちを歌う「おちこぼれブルース」、一転して"宴は浮世で"と振り切った「猫背矯正中」、フィンガーピッキングのベースがイントロからカッコいい「Dickins」、本編を締めくくった高速チューン「STUPID HERO」という流れで楽曲のバリエーションの豊富さもしっかりと感じさせてくれた。

ベースボーカル、ギター、ドラムによる3ピースバンドというシンプルな構成だからこそ生み出せる一体感のあるグルーヴ。さまざまな感情、衝動がステージでのパフォーマンスから溢れ出している。"BiSHのアユニ・D"とはまた違う魅力を改めて感じた。

このツアー「DOG IN CLASSROOM TOUR」のファイナルとなった東京・TSUTAYA O-EASTでの公演の模様が7月20日(月)にMTVで放送。ロックの衝動に満ちた熱いステージを体感することができる。また、同日にはMV特集「PEDRO VideoSelect」もオンエア。8月にシングル「来ないでワールドエンド」をリリースし、9月には全国9箇所を回るツアー「LIFE IS HARD TOUR」が開催されるが、その前にライブ映像とMVでPEDROの独特な世界観に浸ってもらいたい。

文=田中隆信

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放送情報

MTV LIVE: PEDRO - DOG IN CLASSROOM TOUR FINAL –
放送日時:2020年7月21日(火)2:00~
チャンネル:MTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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