BiSHが人々を魅了する理由の根底にあるものが"コロナ禍"で浮き彫りに!

近年、圧倒的なライブパフォーマンスとメンバーの豊かな個性で知名度を上げてきたBiSH。多くの著名人も"清掃員(BiSHファンの愛称)"であることを公言するなど、多くのファンを獲得してきた。2020年は新型コロナウイルスというかつてない脅威にエンタメ業界も大打撃を受ける中、彼女たちはできうる限りの活動で世間に元気と活力を与えた。

2月下旬からライブ、イベントが中止になる中、4月13日に配信限定シングル「TOMORROW」をリリース。同曲は話題のTVアニメのオープニングテーマで、2016年のメジャーデビュー以降"楽器を持たないパンクバンド"として活動してきた彼女たちが、同曲のミュージックビデオで楽器を持って渾身のパフォーマンスを披露していることでも話題に。大いなる危機に立ち向かい、あきらめないことの大切さを歌って、多くの人々の胸を打った。

緊急事態宣言の発出により多くの業界にダメージが出る中、ベストアルバム「FOR LiVE -BiSH BEST-」と3.5thアルバム「LETTERS」を発売することを発表。ベストアルバムは営業自粛を続けているライブハウスやCDショップに対して「何か貢献できないか」という思いから制作され、その収益全額が全国のライブハウスに寄付された。

このことについてアイナ・ジ・エンドは「BiSHはライブハウスにすごくお世話になっていて、ライブハウスに育ててもらったと言っても過言ではないくらいライブをたくさんやらせてもらっていたんです。だから、今ライブハウスがすごく大変な状況になっていて継続できなくなってしまうところも少なくないので、『少しでもそういうライブハウスを減らせたら』という思いから微力ではありますが、寄付させてもらうことにしました」と制作に込めた思いを語っていた。

BiSH

また、「LETTERS」についてセントチヒロ・チッチは「元々、シングルを出す予定だったんですけど、(新型コロナウイルスの影響で)世界がこういう状況になった時に大好きなライブができなくなってお客さんとも会えなくなって、すごくもどかしい日々の中で『無力だな』って感じていたんです。でも、『待っていてくれる人たちのために何かをする』っていうのがBiSHらしさかなと思って、急遽3.5枚目のアルバムとして加えて作ろうということになりました。だから、今のBiSHの気持ちとか思いが詰まっています」と"3.5th"と冠する理由を明かしていた。

「FOR LiVE -BiSH BEST-」は7月8日、「LETTERS」は7月22日にリリースされ、2作ともオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得。(「FOR LiVE -BiSH BEST-」はアルバム初の1位)その人気ぶりを証明するかたちとなった。

8月19日にはライブイベント「TOKYO BiSH SHiNE6」を開催。例年、フリーライブとして行われてきた同イベントだが、今回は無観客&生配信というかたちで実施。これまでと変わらぬ熱いパフォーマンスを披露しながらも、メンバーは「目の前にあなたたちがいないというのが大変寂しい気持ちです」(アユニ・D)、「ライブの途中まではお客さんがいないのが寂しくて」(リンリン)と口々に寂寞の念を吐露。しかし、「つらいことは長くは続かないと思うんです。また向き合える日が絶対に来る」(ハシヤスメ・アツコ)、「見えないパワーを感じられていつもより強くなれた気がします」(モモコグミカンパニー)と前向きな思いを口にしてファンに寄り添っていた。

コロナ禍で活動が制限された中でも、活動を通してファンや関係者に対する感謝と思いやりを見せたBiSH。多くの人々を魅了する理由の根底には、そんな彼女たちの姿勢があるのだろう。

そんな彼女たちは11月19日に開催された「MTV VMAJ 2020 -THE LIVE-」で、初めてMCを務めた。MTVにて放送される同ライブで披露した「LETTERS」「STORY OF DUTY」のパフォーマンスと共に、なかなか見ることのできない彼女たちのMCにも注目だ。

文=原田健

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放送情報

MTV VMAJ 2020 -THE LIVE-
放送日時:2020年12月12日(土)19:00~
※12月27日にリピート放送あり
チャンネル:MTV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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