今年の7月にニューアルバム「13egin」をリリースし、6人揃った"完全体"としてのカムバックを果たしたINFINITE。自分たちの会社、INFINITE COMPANYを立ち上げるなど活動は精力的で、この夏には復活を祝うアジアツアー「2023 INFINITE CONCERT <COMEBACK AGAIN>」も開催。およそ7年ぶりの日本公演も8月27日に行われ、元祖カル群舞ドルの名にふさわしいキレ味鋭いパフォーマンスを披露。この日が誕生日だったソンヨルをサプライズでお祝いする仲睦まじい様子も飛び出し、多くのファンを魅了した。
メンバーの兵役が重なりグループとしての活動できなかった空白期は、それぞれがソロで歌手や俳優など多彩な活動を展開。中でもエルはK-POP界屈指の端正なビジュアルと演技力、存在感を生かして本名のキム・ミョンス名義で俳優としても様々なドラマに引っ張りだこ。今年も、除隊後復帰作としてドラマ「Numbers(原題)」に主演し話題を集めた。
そんなエルが兵役前に出演したのが「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」(2020年)だ。本作は李氏朝鮮時代に存在した国王直属の役人である秘密捜査官を題材にしたミステリー時代劇。エルが演じるイギョムとその一行が不正腐敗に立ち向かう様を痛快に描き、韓国放送時には最高視聴率14%のヒットを記録した。
エルといえばルックスやオーラ、歌にダンス、さらには演技まですべてが完璧なことから"シンモルナム(神がすべてを授けた男)"と呼ばれるプロフェッショナルな男。ステージでも抜群のカリスマ性を発揮してきたが、本作ではそんな姿とは一味違う親しみやすくコミカルな一面も覗かせている。
エルが演じるイギョムは、賭け事に夢中で遊んでばかりのダメな役人というキャラクター。賭けごとでいい役が回ってくればニヤつきを隠しきれなかったり、うまいことカモにされてお金もないのに「もう一勝負だけ」と頭を下げたり、ついに賭けに勝利すればあまりの嬉しさから見回りに来たお偉方に抱きついてしまったり...。夜遊びに夢中で情けないキャラクターを浮ついた笑顔や軟派な口調などでチャーミングに表現している。
賭け事がバレてしまい義禁府に捕まったものの、能力の高さを買われ、謎の失踪を遂げた暗行御史の後釜に任命されることになったイギョム。正体を隠しながら地方で蔓延る悪徳役人を捜査し、捕まえるという任務を背負い、軽口を叩きながら現場に足を運ぶも、そこで不当な扱いを受ける民衆たちの姿を目の当たりにすることになる。
放送情報
暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~
放送日時:2023年10月19日(木)15:30~
※毎週(月)〜(金)15:30~
チャンネル:アジアドラマチックTV (アジドラ)
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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