菩薩との奇妙な"契約"を交わしてからというもの、幽霊が見えるようになったムジンは、弱い立場のまま死んでいった労働者たちのため、持ち前の情熱で様々な労災事件に向き合っていく。

そんなムジンの破天荒な活動をサポートするのが、明るく行動力があり、頭の回転も早い義妹・ヒジュと、"VIXXのエン"としても知られるチャ・ハギョンが演じる、ヒジュに想いを寄せる感受性豊かな映像クリエイター、ギョヌ。ムジン役のチョン・ギョンホを中心に、ソル・イナやチャ・ハギョンら自らが"ムジンズ"と名付けたほどの名トリオで、テンポのいい掛け合いを披露している。

"ムジンズ"の抜群のケミが垣間見えたのが、チョン・ギョンホ、ソル・イナ、チャ・ハギョンの3人が揃って出席した「労務士ノ・ムジン」の制作発表会でのひとコマ。司会者から"ムジンズ"での自身の役割について問われて、「僕は事件を解決する役割です」とコメントしたギョンホの説明に、他の2人は異論がある様子。

「解決は義兄がしますが、実力者は私、行動隊長も私です」とイナが異を唱え、「事件解決の一番重要な糸口を持ってくるのは僕です」とハギョンも負けじと反論する。そんな劇中さながらの"舌戦"には、「なぜこの3人を中心にしたのか、分かる気がします」と司会者も思わず笑ってしまうほどで、そんな"ムジンズ"の仲の良さが、会見の端々に覗く。

中でも、ムジンとヒジュの関係性は義理の兄妹というより実際の家族のような親しみに溢れている。演じたチョン・ギョンホ自身も、「義妹だから他人なんですけど、怒鳴り合ったり、襟首掴んだり、義妹とここまでやるかというくらいケンカするんです」と、本当の兄妹のように過ごした撮影現場のビハインドも会見で明かしている。