まず前回の来日ファンミーティングに続いてMCを務めた古家正亨に、日本語で「古家さーん、久しぶりー！」と満開の笑顔で挨拶。オープニングから発揮される、その人懐っこいキャラクターが何より印象的だ。

絵を描きながら近況を伝えるコーナーでは、(渡されたペンの使い方が分からずに)スタッフに助けてもらって照れ笑いを見せたり、第2部の衣装の赤いカーディガンを指して客席のファンに「かっこいい？かっこいい？」とアピールしたりと、どの瞬間も自然体でチャーミング。「可愛いですよね」としみじみ感じ入る古家に最高の笑顔で応え、愛嬌を爆発させた。

日本語も昨年より格段に上達し、もはやネイティブ並みに。「一生懸命、日本語を勉強しました」と本人も語った通り、折に触れて様々な日本語を披露し客席を沸かせた。そんな彼の語学センスの高さが感じられた場面が、"ナ・イヌに抱くファンのイメージが合っているか"を本人がジャッジする「イメージOXクイズ」でのこと。名古屋公演で覚えた"どういうことでしょうか"というフレーズを使ってみたくて堪らない様子で、その後のトークでちょいちょい使いこなすように...。中でも、「僕は普段、シリアスで落ち着いた性格なんです」と打ち明け、どよめいた客席に向かって、すかさず「どういうことでしょうか！？」と、どんぴしゃなタイミングでツッコんだ場面では、大爆笑を誘っていた。

「ファンに伝えたいこと」というお題に対しても、客席に向かって「だいすき」や「あいしてる」といった愛の言葉を(覚えた平仮名で)惜しみなく投げかけるなど、想いのこもったファンサも満載。客席から選ばれたファンとの「恋愛シチュエーション劇」のコーナーでは、"約束に遅れてきて謝る彼氏"や"デートの終わり、離れたくなくてバックハグ"といったシチュエーション劇を日本語で演じ、「ずっと君が好きだった。そっちは？好き？じゃあ、今日が１日目だね」「まだ一緒にいたい。僕の夢、見てね」といった甘いセリフを響かせた。