BLドラマの世界に没頭したザック・ルー、「すごく自然にキスしていました」

イケメン同士による胸キュンの純愛ドラマを描き、アジア中で社会現象を巻き起こした台湾発のBLドラマ「HIStory」。ファンからの熱烈な後押しによりシリーズ化が決定し、DATVで昨年11月に放送されたのが、シリーズ第2弾にあたる「HIStory2 是非～ボクと教授」と「HIStory2 越界～君にアタック！」だ。2作品からなる「HIStory2」のうち、この度「越界～君にアタック！」に主演したザック・ルーのインタビューSPが、DATVで10月17日(木)に放送される。

高校のバレーボール部を舞台に、不良少年・ユーハオが、怪我により選手生命を絶たれた先輩・ツーシュアンに惹かれていく過程を描いた「越界～君にアタック！」。成績優秀なツーシュアンに扮したザック・ルーは、劇中ではメガネ姿で一見クールな佇まい。後輩・ユーハオからの熱烈なアプローチにも、最初はつれない素振りだったが、個人レッスンを続けるうちに変化していく感情の起伏を繊細に演じている。撮影中に仲良くなったという「HIStory2」チームは、ハグしたりキスしたりといったオフショットをSNSで公開していたが、果たして現場はどんな雰囲気だったのか？その気になる舞台裏をザックが赤裸々に語ってくれた。

――DATVでは昨年11月に「HIStory2」が日本初放送されましたが、反応はいかがでしたか？

「僕のSNSにたくさんの日本語のメッセージをいただいて感動しました。最近日本語の勉強を始めたんですが、日本語を少しアップしただけでも皆さん盛り上がって、応援してくださるのでとても嬉しいです。今後はもっと自分の言葉でお返事できるように日本語の勉強を頑張りたいと思っています」

――「越界～君にアタック！」の見どころは？

「おすすめのシーンばかりなのですが、1つ挙げるとしたら、怪我をしたツーシュアンがバレーボールに別れを告げるシーン。僕自身も感動し、ツーシュアンの内面を表現しようと努力した場面なんです。ツーシュアンとユーハオのシーンでいうと、2人がお互いにどう思っているのかまだハッキリしない段階で、ユーハオが自分の方から示してくれた行動ですね。あとは、合宿中にユーハオがツーシュアンの足をマッサージしてくれるシーンがあるのですが、そういった2人のイチャイチャしたシーンもぜひ注目していただければと思います」

――ユーハオを演じたフェンディ・ファンさんとの共演はいかがでしたか？

「俳優として"ボールを投げる"という表現があるのですが、ボールを投げて相手が受け止めてくれるかが重要です。フェンディは僕がどんなボールを投げても受け止めてくれましたし、僕もフェンディのいろんなボールを受け止めていました。なんでも話し合えてバランスよく演技ができたと思います。彼との共演は、本当に気持ちがよかったですね」

――劇中では肉体美も披露されましたが、普段から鍛えているのですか？

「普段から鍛えてキープするようにしています。シャワーシーンがあったので、本当はもう少し鍛えたかったのですが、監督から『高校生でそんなに鍛えている子はいないよ』と止められたんです。僕自身も確かにそうだなと思って、それ以上は鍛えるのをやめて劇中でお見せした姿になりました」

――ユーハオのネクタイを掴んで引き寄せるシーンは、ザック・ルーさん自身のアイデアですか？

「あのシーンは何度もリハーサルをしたんですが、実はキスは予定にはなかったんです。何度もリハーサルを重ねるうちに、だんだんと盛り上がり、化学反応が起きてあのキスシーンが生まれました。僕がユーハオに告白するシーンですが、あのセリフのあとに2人とも涙しました。泣きながらキスをしたので、さらに感情も高まり...。あのキスは本当に感情がこもっていました」

――クランクアップ時のフェンディさんとのキスが話題を集めていましたが...。

「2人ともクランクアップ日を迎え、どうやってツーシュアン役、ユーハオ役に別れをつげるかという気持ちになって、すごく自然にキスしていました。僕自身がツーシュアン役から離れ、フェンディもユーハオ役から離れるための"グッバイキス"だったんだと思います」

――毎年大作が集まる中で、ネットドラマである「越界～君にアタック！」が台湾エミー賞優秀ミニドラマ賞にノミネートされたことは極めて異例で、人間ドラマとして高く評価されたことの証明にもなりました。続編となる映画版の制作も決まりましたね。

「ドラマ版で激しいシーンがいろいろあり、壁ドンならぬロッカードンまでやったので、あれ以上に激しくできるか少し心配です。ただ、大学生になってツーシュアンがどのくらい大人として成長するのか...そんな男らしい姿も表現したいと思っています。ユーハオとの関係も、どんな大人の関係として発展していくのか、僕自身も楽しみなんです」

文＝HOMINIS編集部

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