韓国ガールズグループ界にMAMAMOOあり!大ブレイクのきっかけとは?|Kカル!

K-POPガールズグループ界の新たなクイーン MAMAMOOの圧倒的な存在感に唸る

今月4日、アジア最大級の音楽授賞式『2019 Mnet Asian Music Awards(MAMA)』が愛知・名古屋ドームで行われた。日本公演は、一昨年、昨年に続き3度目。今年は初めてドームで開催され、約4万人のK-POPファンがショーレースを見守った。

MAMAの見どころといえば、異色のコラボレーション。これまでも、EXOのベッキョン&miss A(当時)のスジ、BoA&WANNAONEミンヒョン、Zico&RM(BTS)など、毎年豪華なアーティストがコラボステージを披露してきた。今回、その大役を任されたのがMAMAMOOだ。ファサは、まずイギリス出身のシンガーソングライター デュア・リパのステージをお膳立て。続いて、JYPエンターテイメントの代表JY.Parkとのコラボでは、"90年代の伝説の衣装"の一つ、JY.Parkの全身透明ビニール素材の衣装をオマージュした衣装に身を包み、登場(不思議なもので、ファサが着るとどんな斬新な衣装もとってもスタイリッシュに見えてしまう!)しパフォーマンスをした。また、フィインとムンビョルも加わり、「You're the one(Party Ver.)」「Who's your mama?➕Yes I Am」を歌うと、会場は一気にパーティームードに。というよりも、MAMAMOOカラー一色に様変わりした。(この様子は、1月21日にMnetで放送される『2019 Mnet Asian Music Awards(MAMA)』字幕版でぜひチェックして欲しい)

「2019 Mnet Asian Music Awards (MAMA)」 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

誰にも忖度せずに言うならば、今年、韓国で一番輝いていたガールズグループはMAMAMOOだったと思う。私が今年最も夢中になったのもまた、MAMAMOOだった。

MAMAMOOは、2014年に韓国でデビュー。当時から、ドラマチックで圧倒的なボーカル力は、百花繚乱のガールズグループ界の中でもピカイチだったが、正直言って突出した人気を得ることは出来ていなかったように思う。その理由については「楽曲がキャッチーでない」「垢抜けない」「同時期デビュー組の爆発的人気」「玄人向け」など様々な要因が考えられるが、一番はMAMAMOOが「時代に忖度しすぎていた」ことように思える。「MAMAMOOらしさ」を模索していたといえよう。それを変えたのが2016年。彼女たちは『Decalcomanie』で「ハード系ガールズクラッシュ」に一気に舵を切る。もともとアネゴキャラの四人にとっては、素の自分を開放しただけなのだが、それが「めちゃくちゃカッコいい」と大当たり。一気にスターダムにのし上がった。その2年後の2018年には、20代半ばにして大御所感まで漂わせるファサ(驚くのはグループの末っ子だということ。末っ子感全くなし!(笑))が、『シングル男のハッピーライフ』(原題は『私は一人で暮らす』)で「ひとりホルモン焼き」を楽しむ姿が評判となり、K-POPファン以外の層にも認知度を上げた。そして、今年。MAMAMOOは、デビュー5年目にして、"運命の一曲"「gogobebe」に出会う。彼女たちのガールズクラッシュのイメージと、『パフォーマンスのMAMAMOO』を最大限にアピールする、まさに神曲。「韓国ガールズグループ界にMAMAMOOあり」を強く印象づけることに成功した。そんなMAMAMOOの勢いを後押ししたのが、現役ガールズグループがパフォーマンス力を競うMnetの番組『QUEENDOM』だ。大先輩のBOM(元2NE1)にも媚びることなく、後輩にえばるわけでもなく、常に堂々。そのカリスマ性は、他を圧倒していた。ステージでも格の違うパフォーマンスを見せて、有無を言わさぬ優勝。ここに、名実ともに「クイーンMAMAMOO」が誕生した。

「2019 Mnet Asian Music Awards (MAMA)」 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

デビュー年に人気を得なければ持続が難しいと言われる韓国の歌謡界で、デビューから4年目でブレイクし、5年目で突き抜けたのは、とても珍しいことだ。アイデンティティをしっかりと持ち、自分たちを信じ、『MAMAMOO』というジャンルを確立した彼女たちに怖いものはない。2020年、「クイーンMAMAMOO」はまだまだ無敵だ。

取材・文:酒井美絵子

聖心女子大学卒業後の2001年に渡韓。韓国外国語大学大学院在学中の2002年から、韓国から日本に輸出されるK-POP紹介番組などに出演。2004年からは日本の韓流ブームに乗り韓流雑誌への寄稿を開始。その後、出版・テレビ・映画といったメディア業界を中心に、ライター、コーディネーター、翻訳家として日々活動中。
2016年4月からは、BSスカパー!(BS241)で放送中の『韓流ザップ』で「天の声」を担当。

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「Kカル! powered by スカパー!」とは、2016年4月より読売新聞夕刊「POPSTYLE(ポップスタイル)」紙面にて「シムクン♥韓流」として始まったスカパー!とのコラボ連載企画です。
2019年4月からは枠はそのまま内容がリニューアル!
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「2019 Mnet Asian Music Awards (MAMA)」 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved


「2019 Mnet Asian Music Awards 字幕版」

1999年に「Mnet KM MUSIC Festival(MKMF)」としてスタートし、約10年間は韓国国内で開催、2009年より名称を「Mnet Asian Music Awards(以下通称:MAMA)」に変更し、その後は2010年のマカオでの開催を皮切りに、2011年にシンガポール、2012年~2016年は香港、2017年にはベトナム・日本・香港、2018年には韓国、日本、香港と様々な地域で開催。世界中の音楽ファンたちが楽しむことのできる、アジア最高の音楽祭として成長し続けている「MAMA」。
2019年12月4日(水)に日本で開催されたレッドカーペットと、豪華アーティストによるスペシャルステージや、各アーティストたちの感動の授賞シーンの模様を字幕付きでお届け!
※権利の都合上一部編集した内容でお送りします。予めご了承ください。


出演:BTS (防弾少年団)、CHUNG HA、GOT7、MAMAMOO、SEVENTEEN、TWICE、ATEEZ、ITZY、ONEUS、TOMORROW X TOGETHER、WayV(威神V)、パク・ボゴム、チャ・スンウォン、イ・グァンス、イ・サンヨプ、イ・スヒョク、チュ・ウジェ、シン・スンフン、キム・ビョンヒョン ほか


放送情報:1月21日(火) 16:00~21:15、[再]1月31日(金) 5:00~10:15

チャンネル:Mnet



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