2011年に日本でCDデビューし、俳優活動と並行してミュージシャンとしても精力的に活躍しているチャン・グンソク。その最新ライブツアー「JANG KEUN SUK THE CRISHOW Ⅳ -Voyage-」が2月11日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナで熱狂のうちにファイナルを迎えた。その前日、2月10日に同じ会場で行なわれた公演の模様をレポートする。
チャン・グンソクはこのツアーで、昨年8月に発表したアルバム『Voyage』の収録曲を中心に、タイトル通りファンたちとの"旅"を続けてきた。ライブは喜怒哀楽をテーマにした4部構成。この日もステージのスクリーンには最初に「喜(き)」の文字が大きく映し出され、花柄のトップスを着たチャン・グンソクがにこやかに登場した。そして、2016年にリリースしたシングル曲「Darling Darling」で明るく華やかにライブをスタートさせた。
MCでは「(このツアーで)一緒に『Voyage』してくれた皆さん。親分のチャン・グンソクです」と、ジョークを交えあいさつ。昨年10月から全国7ヶ所をツアーで巡ってきたことに触れ、「横浜、大阪、福岡、札幌、金沢でのライブにもいろんな思い出があります」と感慨深そうに語った。
「怒(ど)」のシークエンスでは、主演ドラマ「メリは外泊中」の劇中歌「お願い、My Bus!」などを披露。革ジャンを着こなし赤いライトに照らされて、ロックバンド風のクールなパフォーマンスを見せた。そして、客席のファンへ2018年に入ってからの近況報告をした。
「1月には大阪城ホールでライブを行ない、平昌冬季オリンピックの前には広報大使として聖火リレーに参加しました。と言っても120メートルぐらいしか走らないので、なるべく多くの皆さんに見てもらえるよう、"ゆ~っくり"とスローモーションのように走りました(笑)。聖火ランナーに任命されことは、すごくうれしかったです」
そして、「哀」のシークエンスでは、せつないバラード「会いたくて」を熱唱し、男らしくハスキーな歌声に歓声が巻き起こった。続く「卒業旅行」では自宅の部屋のようなセットが登場し、ベッドに腰掛けて、情感たっぷりに歌った。さらに、スクリーンには星空が映し出され、幻想的なステージとなった。
4部構成の最後は"グンちゃん"の愛称で親しまれる彼らしい「楽」のステージに。ライブの定番曲「Tomorrow」ではファンが色とりどりのバルーンを持って左右にめいっぱい振るサプライズも。会場全体に広がったその壮観な景色に、チャン・グンソクが感激する場面もあった。
アンコールではステージを降りてアリーナへ。マリン風のパーカーを着て船の形をしたトロッコに乗り、アルバムのタイトル曲「Voyage」を歌いながら会場を1周した。
「今年で(子役として)デビューしてから25周年。長く活動していますよね。自分ひとりではなくて、ファンの皆さんが応援してくれているから、やってこられたと思います。今日のライブでも皆さんから"きれいな心"をもらったので、今後も頑張れます。応援してください!
彼はアリーナからスタンド席までを埋め尽くしたファンひとりひとりに届くよう手を振り、フィナーレまで歌とトークでとことん楽しませた。エンターテイナーとして成熟しつつある彼の最新パフォーマンスを、大阪公演のライブ放送で見届けてほしい。
写真クレジット:(c)FRAU INTERNATIONAL
※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。
放送情報
チャン・グンソクライブ THE CRISHOW IV-Voyage- 全曲ノーカット版
放送日時:2018年4月1日(日)21:30~
2018年4月15日(日)19:30~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
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