上咽頭がんの治療に専念するため、活動を休止していた俳優のキム・ウビンが約3年ぶりに番組復帰した。復帰作となるのは、KNTVで4月17日(金)深夜に日本初放送となるネイチャー・ドキュメンタリー「ヒューマニマル-HUMANIMAL-」。番組は4部からなる大型ドキュメンタリーで、ウビンはナレーションとして参加する。
■復帰を望む声がSNS上に殺到!ウビンの本格的再始動まで
もともとモデルとして2008年に芸能界デビューを果たしたウビン。2011年に出演したKBS放送局のスペシャルドラマ「ホワイトクリスマス」をきっかけに俳優としても活動するようになった。次世代俳優として徐々に注目を集めていたウビンがブレイクしたのは2013年のドラマ「相続者たち」。彼が演じたチェ・ヨンドは、ホテルの後継者であり高校一の問題児。ウビンは、ヨンドの孤独を巧みに表現し、印象深いヨンドのセリフ「なんでまたこんなに...」は韓国で流行語になるなど一躍注目を浴びるようになった。
その後、2016年に自身初の恋愛ドラマ出演となった「むやみに切なく」では、余命宣告を受けたトップスターの役を熱演。切ないラブロマンスに多くの視聴者が涙を流したのだが、この直後、ウビンは上咽頭がんの診断を受けたことを公表。スケジュールを見直して、治療に専念していた。
早期発見だったとはいえ、ウビンは当時20代。回復を応援する声、復帰を望む声がSNS上に殺到。そんなファンの思いが通じたのか、昨年末には3年ぶりにファンミーティング「2019 KIMWOOBIN Thank you」を開催するまでに回復した。ウビンは待ってくれていたファンに感謝を伝え、近々の本格的な再始動を約束していた。
■病に打ち勝ったウビンが届ける生と死、共存のメッセージ
そんなウビンの復帰作となった「ヒューマニマル-HUMANIMAL-」は、全世界で起きている人間(ヒューマン)と動物(アニマル)の生と死、そして共存を描いた超大型企画。俳優のユ・ヘジンやリュ・スンリョン、パク・シネらがタイ、アメリカなど世界10ヶ国を訪れ、絶滅の危機に追い込まれた野生動物たちの厳しい現実を伝えるほか、ウビンは番組全体を通じて、どっしりとした声で動物との共存に対するメッセージを届ける。
若くして大病を経験し、生きる力の強さで病に打ち勝ったウビン。訴えるような彼の声からは、野生動物の生死をかけた暮らしや生命力の強さ、そして彼らと共存することの大切さを感じ取ることができるだろう。チェ・ドンフン監督と新作映画の撮影に入るとの嬉しいニュースも届けられている。もうじきに聞くことができるであろう、役者としての本格復帰の続報に期待したい。
文=津金美雪
放送情報
ヒューマニマル-HUMANIMAL-
放送日時:2020年4月18日(土)0:00~
※毎週(土)0:00~
チャンネル:KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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