除隊間近!"沼落ち"なファンを生んだチャン・グンソクの圧倒的なスター性

昨今の韓流ブームの中心にあるのは、グローバル的な活躍を見せるK-POPアーティストの存在が欠かせない。日本では、BoAや東方神起、KARAの人気が急速に高まった2010年頃がちょうど"第2次韓流ブーム"とされている。そんな中、ある1本のドラマでスターダムに駆け上がった俳優が、"グンちゃん"の愛称で親しまれてきたチャン・グンソクだった。

■"沼落ちルート"へ...!熱狂的なグンちゃんファンを生んだ「美男<イケメン>ですね」

2010年に日本初放送された「美男<イケメン>ですね」(2009年)といえば、「冬のソナタ」(2002年)における"ヨン様"フィーバーの余韻もあり、それまではやや年配層のファンが多いイメージだった韓流ドラマの世界に、若い女子たちを一気に引きずり込むきっかけとなったラブコメディだ。

「美男<イケメン>ですね」

(C)SBS Contents Hub

カリスマバンドのリーダー、テギョン役を演じたグンソクは、上から目線のドSキャラが大ハマリ。ハッとするほど美しいビジュアルはもちろん、普段は超絶クールだが時おり見せる優しさやピュアさとのギャップも大きな魅力で、どっぷり夢を見させてもらった人も多いはずだ。

テギョンの絶対的なカリスマ性と視聴者を翻弄する多彩な表情は、持って生まれた美しさと安定した演技力を持つグンソクだから演じられたもの。ドラマが終了した後もその夢と熱は冷めることがなく、テギョンファンがそのままグンソクのファンへとスライド。まるでエスカレーターのように、数え切れないほどの人が"沼落ち"ルートへと流れていった。

「美男<イケメン>ですね」

(C)SBS Contents Hub

■ヤンチャな短髪姿のグンちゃんのナチュラルな演技が好感度大!

ファンになると、過去の出演作も掘り起こしたくなるもの。中でも韓国映画初主演作「楽しき人生」(2007年)でのヤンチャな短髪姿は、きっと多くの人が目にしたことだろう。気になる役どころは、亡き父の友人たちとバンドを組むことになる生意気なイケメンボーカリスト、ヒョンジュン。中年オヤジたちとの"青春"を勢いたっぷりに瑞々しく演じ、時にはもがき、葛藤する表も繊細に表現。特にステージシーンは、どこからが演技なのか一瞬分からなくなるほどナチュラルで、伸びやかな美声も注目してほしい。

「楽しき人生」

(C)2007 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved

「楽しき人生」

(C)2007 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved

2018年に入隊し、間もなく除隊と言われているチャン・グンソクの特集を、1年を通じて展開しているDATVでは、「美男<イケメン>ですね」が5月23日(土)より、「楽しき人生」が6月6日(土)より放送される。

この2作だけでも、圧倒的なスター性が感じられるはずだが、他にも、インディーズバンドのボーカルを演じた「メリは外泊中」(2010年)、少女時代・ユナとの共演で話題となった珠玉のラブストーリー「ラブレイン」(2012年)といった代表作は挙げればキリがない。ミュージシャン役が多い印象だが、それぞれに異なるキャラクター性やビジュアルの工夫で色の違いを出し、視聴者をクギづけにしている。

「ラブレイン<完全版>」(毎日4:00~DATVにて放送中 ※2話連続)

(C)YOON'S COLOR

■俳優業だけでなく、ミュージシャン、MC、バラエティでもその才能を開花

さらに音楽面では、2011年4月にシングル「Let me cry」で日本CDデビュー。海外歌手史上初のデビュー作初登場1位を獲得し、彼の人気はますます社会現象クラスの熱を帯び、同年秋には単独の東京ドーム公演も実現させた。ライブでは、ロックバンドのフロントマン然として歌う姿から、エネルギッシュに踊り狂うナンバーまで、多彩なパフォーマンスでファンを魅了。MCでは日本語を自在に操り、頭の回転の良さを感じる茶目っ気たっぷりのトークで会場内をヒートアップ。日本の有名バラエティにも出演するなど、話術の上手さも折り紙付きなのだ。

「ラブレイン<完全版>」(毎日4:00~DATVにて放送中 ※2話連続)

(C)YOON'S COLOR

俳優、アーティスト、タレント、DJ...と、さまざまな肩書きを持つ稀代のエンターティナー、チャン・グンソク。30歳を超えた現在でも多くの日本ファンを魅了する彼の動向に今後も多くの人が酔わされることだろう。

文=川倉由起子

この記事の全ての画像を見る

放送情報

美男<イケメン>ですね
放送日時:2020年5月23日(土)23:15~
※毎週(土)23:15~(2話連続放送)
楽しき人生
放送日時:2020年6月6日(土)20:00~
チャンネル:DATV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物