"AROHA"への想いを込めたファンソングも初披露！ASTROの情熱的なパフォーマンス

"愛するすべての人たちにとって星でありたい"――そんなメンバーの純粋な願いがグループ名に込められているASTRO。韓国初のプロジェクト「TO BE CONTINUED」のストーリーに沿って2016年に実際にデビューを果たした彼らは、結成当初から各方面で大きな注目を集めた異色のボーイズグループだ。

メンバー6名全員の高水準な"顔面偏差値"に加えて、楽曲は初めての人でも聴きやすいキラキラした名曲が多く、ステージではよく通る歌声とパワフルな群舞が特徴だ。

キュートな笑顔の頼れるリーダー・ジンジン、ハニーボイスの最年長メンバー・MJ、"顔の天才"と言われるほどの美少年で韓国長寿音楽番組のMCも務めるチャウヌ、ボーカル＆ラップ＆ダンスのすべてにおいて高いスキルを兼ね備えたムンビン、クラシックバレエの経験者で男らしさNo.1のラキ、ギターも得意なミレニアムボーイの末っ子・ユンサナと、多彩なパーソナリティーでもファンを魅了。デビュー前から韓国ファンサイトの会員数が1万人を突破したのも大いに頷ける。

日本では2019年4月に1stミニアルバム『Venus』でCDデビュー。同年11月に神戸＆横浜で行なったファンイベントでは計4公演で約1万2000人を動員し、彼らは、会場をびっしり埋め尽くしたAROHA(ASTROのファン)に向けて再来日を約束していた。

そして今年2月には、アンコール公演「2020 ASTRO JAPAN FANPARTY ～Wanna Be My Star again～」(パシフィコ横浜・国立大ホール)を開催。わずか2ヶ月半というスパンで、AROHAとの約束を実現させた彼らのステージの模様が、衛星劇場にて6月28日(日)に放送される。

韓国の6thミニアルバム『BLUE FLAME』をリリースした後ということで、AROHAのために同作の初披露曲も盛り込んだ特別なセットリスト(※最下段を参照)を用意したASTRO。アルバムのタイトル曲「Blue Flame」は、これまでの爽やかなイメージから"青い炎"を想起させる情熱的でカリスマ性あふれる印象へと変貌し、彼らの新たな魅力を打ち出している。

また、ファンソングともいえる「When The Wind Blows」は、ラキが作詞・作曲を担当。寒い時期にカムバックしたため、冷たい風が吹くとAROHAを思い出して会いたくなる...そんな作曲時のエピソードも明かしていたラキ。ファンへの想いが伝わる新曲の初パフォーマンスに、客席の熱気はうなぎのぼりだった。

イベントでは、「情熱アップグレード<Back To The 初心Quiz>」と題されたクイズコーナーも実施。メンバーに関する出題に、三輪車のような小さな車で回答席に移動しヘリウムガスを吸って回答するという内容で、体調不良により当日不参加だったムンビンからのサプライズ出題もあり、会場内は大盛り上がり。思わぬ珍回答・珍行動も続出し、AROHAを楽しませようとするサービス精神だけでなく、メンバー自身も心からこの場を満喫している様子がうかがえ、幸せな一体感が自然と生まれていった。

そんな素敵な時間を共有したイベントの盛況さを裏付けるように、ラストの1曲「You're my world」では、会場のファンが歌詞に入っている言葉"私のすべて 私の全部"のスローガンを掲げ、メンバーたちにサプライズメッセージを贈る場面も。メンバーは大感激で、温かい空気のままイベントは幕を閉じたのだった。

韓国ではすでに複数の賞を受賞するなど人気＆実力は折り紙付きのASTRO。デビュー1周年を迎えたばかりの日本でも人気急上昇中で、今後さらなる活躍が期待されるダンス＆ボーカルグループといえるだろう。今年5月には7thミニアルバム『GATEWAY』で早くもカムバックを果たした彼らだが、改めてAROHAへの想いにあふれたステージと圧巻のパフォーマンスを堪能したい。

文＝川倉由起子

■2月2日開催(パシフィコ横浜 国立大ホール)
「2020 ASTRO JAPAN FANPARTY ～Wanna Be My Star again～」(1部)セットリスト
1．Merry-Go-Round
2．Blue Flame
3．When The Wind Blows
4．All Night(電話して)
5．告白
6．花咲ケミライ
7．You're my world

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