「これは反則...」BTSが目を潤ませたウェンブリー・スタジアムでの歴史的ステージ

「BTS WORLD TOUR ‘LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF’ LONDON 全曲ノーカット版」
「BTS WORLD TOUR ‘LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF’ LONDON 全曲ノーカット版」

(C)Big Hit Entertainment

韓国人アーティスト史上初となるビルボード Hot100(米シングルチャート)1位に輝いた「Dynamite」が、第63回グラミー賞で「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされたBTS。過去にアルバム『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』のデザイナーが「ベスト・レコーディング・パッケージ賞」にノミネートされたことはあるが、BTS自身は初めてのノミネートとなり、また一つ快挙を達成した。

■クイーン、M・ジャクソン...本物のスターだけが実現させてきた夢の舞台とは?

悲願ともいえる今回のグラミー賞候補で、新たな快挙を成し遂げたBTSだが、近年の快進撃は目を見張るものがある。その一つとして挙げられるのが、BTSスタジアムツアー「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF'」におけるロンドン・ウェンブリー・スタジアム公演(2019年6月2日開催)だ。このライブの様子を収めた「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF' LONDON 全曲ノーカット版」が、11月28日(土)にTBSチャンネル1にてテレビ初放送される。

サッカーの聖地と名高いウェンブリー・スタジアムは、1985年7月に行われた20世紀最大のチャリティーコンサート「LIVE AID」の会場であり、映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)のクライマックスでクイーンが立ったステージとしても有名。まさに世界中のアーティストが憧れを抱く夢の舞台だ。

これまでにマイケル・ジャクソン、マドンナ、ビヨンセといったほんのひと握りの世界的スーパースターだけが許されてきたこの舞台において、BTSは韓国人アーティスト初の単独コンサートを実現させ、非英語圏のアーティストとしては異例となる2回の公演を敢行。2日間で12万人を動員する記録まで打ち立てた。

そんな歴史的快挙とも言える夢のステージは、スタジアムに再現された古代ギリシャ神殿のセットから現れたBTSのダンスパフォーマンスからスタート。メンバー7人によるソロやユニットの多彩なパフォーマンスが次々と披露された。さらに、ビルボード200(米アルバムチャート)で1位を記録した『MAP OF THE SOUL : PERSONA』のリード曲「Boy With Luv」が披露されると、この日、最大の興奮と歓喜がスタジアム全体に広がった。まさに、国と地域を超え、BTSとの夢の時間を共有したいという人々の想いが重なり合ったひと時だった。

■メンバーが思わず目を潤ませた感動のアンコールの瞬間まで完全ノーカットで放送

「いつかきっと立ちたいと誓っていたところで、またひとつの夢をかなえることができました。ウェンブリーで世界中のファンと一緒にライブが楽しめ、感無量で幸せです。皆さんと一緒に作れたこの瞬間は絶対に忘れられません。全世界で僕たちのライブを応援し、見守ってくれた皆さんに改めて感謝いたします」――憧れの大舞台に立った想いを、ファンに向けてそう語り掛けたBTS。

アンコールでは、イギリスのファンから「EPILOGUE : Young Forever」を韓国語で合唱するサプライズが贈られた。メンバーたちは「どうして?予定にない曲を...。これは反則だよ。まったく予想していなかった」と、感動を隠しきれず、言葉を詰まらせ、その目には涙も...。ワールドスターへと駆け上った今でも、純粋なままの彼らの素顔が垣間見えた瞬間だった。

BTSの目には、ウェンブリー・スタジアムの景色は一体どのように映っていたのか、彼らが心を震わせた最高の空間はどのような色と音に包まれていたのか...?このライブ以降も新たな歴史を刻み続けている彼らだが、快挙を連発している今だからこそ、ターニングポイントとなったエピックな瞬間を目に焼き付けたい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

BTS WORLD TOUR ‘LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF’ LONDON 全曲ノーカット版
放送日時:2020年11月28日(土)20:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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