V(BTS)との友情も注目の的！元アイドル練習生のキム・ミンジェの人気が上昇中

2021年の元日に開催を控えている「2020 SBS演技大賞」。今回の受賞候補の筆頭には、大ヒット医療ドラマのシーズン2「浪漫ドクター キム・サブ2(原題)」、若き音楽家たちのラブロマンス「ブラームスが好きですか(原題)」などが挙げられているが、そのどちらの作品にも出演し、今人気急上昇中の若手俳優といえばキム・ミンジェだ。

元々はアイドル練習生として芸能界入りをした異色の経歴を持つミンジェ。レッスンの一環として演技を学び始めると、2015年のドラマ「七転び八起き」でデビューを果たした。

2016年にはK-POPアイドルや若手俳優たちの"デート"に密着するバラエティ「イケメンブロマンス」にBTSのVとともに出演するなど、意外な交友関係も話題を呼んだ。ジムで知り合い意気投合したという二人は、その後もミンジェがVのライブを見に行ったり、配信動画に登場したりと仲の良い様子が度々目撃されている。歌やダンスからキャリアをスタートさせ俳優経験もあるという二人の共通点もあってか、年上の友人が多いVの交友関係の中で、ミンジェは年下の親友としてファンの間でも広く知られている存在だ。

そんなミンジェが俳優として脚光を浴び始めたのは2016年。この年は大ヒットドラマ「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」の王様役で官服姿を披露し、視聴者の間では「俳優のヨ・ジングに似てる！」と囁かれることも。さらに最高視聴率30％近くを記録した「浪漫ドクター キム・サブ(原題)」で、正義感の強い看護師役を演じ、「2016 SBS演技大賞」ニュースター賞を受賞。多方面から注目を浴びて勢いをつけると、2018年には「最高の一発～時空(とき)を超えて～」で自身の経歴を彷彿とさせるアイドル練習生に扮し、主演に引けを取らない演技を見せるまでに成長した。

さらに2015年11月からは、音楽番組「ショー！K-POPの中心」のMCを担当(～2016年9月)し、得意の低音ラップも披露するなど、新たな魅力を開花させていく。その後もイケメン仲人たちのラブコメ時代劇「コッパダン～恋する仲人～」(2019年)など、様々なドラマに出演し演技の幅を広げていった。

そんなミンジェの待望の最新作「ブラームスが好きですか(原題)」(KNTVにて2021年1月4日より放送)は、才能と現実の挟間で彷徨いながら幸せを見つけていく音楽家たちの青春ラブロマンス。彼が演じるのは、父親の借金を返済するために嫌いなコンクールに出場し、優勝を重ねる天才ピアニスト、パク・ジュニョンだ。

幼い頃から音楽的才能に恵まれ、若くして世界的ピアニストに上り詰めたジュニョンだが、その素顔は、親友の恋人に長年想いを寄せているナイーブな一面も。同じように叶わぬ恋に悩む音大生・ソンア(パク・ウンビン)と知り合い、次第に二人は音楽を通じて距離を縮めていく...という物語だ。

ドラマティックな物語を彩るクラシック音楽にも心癒されるが、ピアノの猛特訓をして撮影に挑んだというミンジェの美しい演奏シーンだけでも見ごたえ十分。K-POPとはまた異なるクラシックの世界に挑んだ、ミンジェの繊細な演技にも注目したい。

文＝津金美雪

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