俳優活動20年目のクォン・サンウ、「新人時代は生意気でレジェンド俳優になりたかった」

クォン・サンウ(「飛べ小川の竜」インタビューSP)
クォン・サンウ(「飛べ小川の竜」インタビューSP)

(C) Stream Media Corporation

映画デビュー作『火山高』(2001年)や「天国の階段」(2003年)で、日本でも熱狂的な支持を得たクォン・サンウ。第1次韓流ブームより第一線で活躍し続ける彼は、近年もラブコメディ「推理の女王」(2018年・2020年)などのヒット作に多数出演している。

そんなサンウが、10年ぶりのドラマ出演となる『私の頭の中の消しゴム』(2004年)のチョン・ウソンと共演することでも話題の最新作「飛べ小川の竜」が、KNTVにて3月27日(土)より放送される。高卒の国選弁護士・テヨン(サンウ)と三流記者・サムス(ウソン)が冤罪事件に立ち向かう姿を感動的に描いた本作で、サンウがインタビューで作品の見どころや撮影の裏側などを語ってくれた。

40代半ばとなったクォン・サンウの魅力が凝縮!(「飛べ小川の竜(原題)」)

(C)SBS

――出演を決めたきっかけは?

「台本が面白かったです。20話中、16話くらいまで台本が出来上がっていましたがどんどん読み進められました。弁護士役なのでセリフも多く、勉強もたくさんしなければならない役柄でしたね。色々と準備しなければいけないシーンが多かったので、その日の撮影が終わると毎日家で次の日の撮影分を練習し、受験生のように長いセリフを勉強していました。そうして撮影しながら、僕自身も没頭して一生懸命撮影しているなと感じた作品でした」

――演じられた役柄のご紹介をお願いします。

「弁護士のパク・テヨン役を演じました。華やかな弁護士ではなく、情に深いキャラクターです。法廷ものではありますが、シリアスになりすぎないよう監督と面白く撮ろうと話し合っていました。難しく大変な物語ではありますが、キャラクターたちは明るいので楽しんでいただけると思います」

「飛べ小川の竜(原題)」

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――見どころを教えてください。

「テヨンとサムス(チョン・ウソンが演じた記者。16話まではぺ・ソンウが演じた)は、今の社会で注目を集める人物ではないですが、信念でこの社会を変えようとします。視聴者の皆さんがご覧いただくと、拍手したくなるような、感嘆していただけるような存在です。そんな姿が愛らしいと思いました。僕自身没頭していたからかもしれませんが、ぺ・ソンウ先輩を見ると本当にサムスのようでした。パートナーとして一緒に撮影しながらも、うわーこんなにぴったりな俳優がいるのかと感じました。チョン・ウソン先輩も元々このドラマをご覧いただいていて、楽しんで一生懸命撮影して下さり、有難かったです。パートナーに本当に感謝していますし、意味深い作品となりました。演技がお上手な俳優さんが本当に多かったです」

「飛べ小川の竜(原題)」

(C)SBS

「飛べ小川の竜(原題)」

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――チョン・ウソンさんとの共演はいかがでしたか?

「ウソンさんは僕が大好きな先輩であり、ウソン先輩の出演作はいつも見てきました。僕は男なので、男性俳優の演技を注意して見るのですが、僕がいつも見習っている先輩たちの一人です。いつも、良い作品でいつか共演しよう、共演しようと言っていたのですが突然共演できました(笑)。とても気楽な雰囲気を作ってくださり、受け止めてくださり、さすが先輩だなと思いました」

「飛べ小川の竜(原題)」

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――撮影現場のムードメーカーは?『推理の女王』でインタビューさせていただいた時はクォン・サンウさん自身と仰っていましたが...。

「今回も僕だったと思います(笑)。現場にいるのが一番楽しいです。家にいるのは退屈なので(笑)。僕たちは選択される職業じゃないですか。以前は分かりませんでしたが、年を重ねるにつれ、現場にいられることの幸せを感じるようになりました。現場で大変なことがあっても、デビュー前を考えると今がどれほど幸せな事か。今後も現場が一番楽しいでしょうし、早くまた新しい作品でご挨拶したいですね」

「飛べ小川の竜」インタビューSP

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――俳優活動20年目に突入しましたが、この20年を振り返ると?

「同年代の俳優に比べると、僕の経歴は短い方です。先輩や後輩たちも早くにデビューし活躍している人が多いので...。それでも20年になるんですね。新人時代は生意気で20代の時には『30代までに俳優をやめます。それまでに良い作品を...』と話し、30代になったら『40代まで作品に出演し、引退するのが夢です』と、(短命の)レジェンド俳優のようになりたいというロマンを抱いていました(笑)。今でも心は同じです。50代までには...とは言いつつ(笑)、演技というのはやればやるほど意欲や情熱が湧いてきますね」

――KNTVでは3月にサンウさんの映画デビュー作『火山高』も放送します。『火山高』と「飛べ小川の竜」で変わった点、変わらない点は?

「うわーとても見られないです(笑)。当時ももちろん意欲的で情熱に溢れていましたが、あの時は誰もが知る俳優になりたいと思っていました。演技が何かも知らずに、事務所に入って最初のオーディションが『火山高』でした。実は全てのキャスティングが既に決まっていたのですが監督が気に入って下さり、演技的には不足していたのにまたオーディションに呼んで頂いて、そうして最終オーディションまで残りデビューできました。キム・テギュン監督には恩義があります。『火山高』でデビューでき、今では僕なりの演技方法、瞬発力やこの場面ではこうした方がいいなど、ある程度計算し、できるようになったかなと思います」

「飛べ小川の竜(原題)」

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――日本のファンにメッセージをお願いします。

「いつもファンミ―ティングの最後に言っていた事なのですが、『今年もファンの皆さんの良いエネルギーと愛をいただき、韓国に帰って、そのエネルギーを良い作品でお見せできればと思います』と言っていました。毎年日本に伺い、東京、大阪などを周り、美味しいものも食べ、仕事というより生活ですね。そんな生活だったのが日本に行けずファンの皆さんにも会えないのでとても寂しいです。若いファンの方もいらっしゃいますが高齢の皆さんもいらっしゃるので健康が心配です。もどかしいとは思いますが健康第一で気をつけてください!早く(新型コロナウイルスが)終息し、日本の皆さんとお会いし、お話できることを願っています。頑張りましょう!」

「飛べ小川の竜」インタビューSP

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文=HOMINIS編集部

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放送情報

火山高
放送日時:2021年3月20日(土)20:00~、26日(金)11:30~
飛べ小川の竜(原題)
放送日時:2021年3月27日(土)20:00~
※毎週(土)20:00~(2話連続放送)
「飛べ小川の竜」インタビューSP
放送日時:2021年4月1日(木)18:00~

チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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