俳優としてはもちろん、歌手としても活動し、アジアを中心に日本でも絶大な人気を誇るチャン・グンソク。そんな彼が自ら総合プロデュースするコンサートシリーズ"THE CRISHOW(ザ・クリショー)"は、2011年にスタートし、2012年に"Ⅱ"、2015年に"Ⅲ"と開催され、その独自の世界観で多くのファンを魅了してきた。そんな過去の"THE CRISHOW"の集大成であり、"Ⅳ"への架け橋ともなる最新シリーズ『JANG KEUN SUK THE CRISHOW ROCKUMENTARY』が、大阪城ホールと横浜アリーナの2会場で行われた。
これまでの"THE CRISHOW"のおいしいところ揃いの豪華セット
本編は大きく4ブロックに分けられ、それぞれシリーズのⅠ、Ⅱ、Ⅲの象徴的なシーンを再現する形と、これからの未来を提示するものとなっていた。これまでの公演が毎回違ったコンセプトを持って行われていただけに、さまざまな姿のチャン・グンソクが堪能できる、とても贅沢な内容となった。
シリーズⅠを振り返るブロックであるオープニングでは、「Hello Hello」を歌いながら、まさに"アジアのプリンス"にふさわしい、王子様スタイルで登場。童話から飛び出してきたような衣装を着たダンサーたちを従え、愛犬・スニ(着ぐるみ)とともに花道を歩き、観客からの大きな歓声に応える。他に「My Precious」「守護星」と彼を代表する名バラードなども披露し、6年前と変わらず女性も羨む美しさと、愛らしさを見せつけた。
Ⅱを振り返るブロックでは、先ほどまでの雰囲気とは一転。男らしい一面を全面に出し、さらにファンをステージに釘付けにする。ブラックの衣装をまとい、「Crazy Crazy Crazy」「Always close to you」「Let me cry」とロックナンバーを中心に盛り上げた。
ファンを思って作詞した最新曲もいち早く披露
続く、Ⅲの振り返りでは、ジーンズにTシャツという普段着に近いようなスタイルで現れ、素のチャン・グンソクを見せる。「風」「鳴らない目覚まし時計」「空と君と」など日本語で聴かせる楽曲を歌い、ふつうの青年としての彼の飾らない無邪気な姿も垣間見れた。ホールツアーだったⅢでは、観客との近い距離感を大事にしていたとVTRでも語っていたが、その言葉のように、彼とうなぎ(ファンの愛称)たちの絆が感じられる場面もあり、「家に帰ろう」ではファンと一体となっての大合唱が沸き起こっていた。
そして、一度舞台をあとにしたグンソクだったが、VTRが流れたあとに再び登場。8月9日に発売となったアルバム『Voyage』から『For you ~僕が頑張れる理由~』『Darling Darling』を披露。さらに福岡でのファンミーティングの翌朝に歌詞が急に思い浮かんだという、アルバムタイトル曲『Voyage』も歌い、この先の未来をファンに予感させたところで本編を終了させた。
鳴り止まないファンからの「チャン・グンソク!」コールに応えたアンコールでは、なんと真っ白の衣装をまとって空中から現れる。上階にいるファンにも手を振りながら、「Bye Bye Bye」を歌い、ラストは定番曲「一緒につくったメロディ」。これからもずっと待っていて欲しい、というメッセージをうなぎたちに伝え、ステージをあとにした。
エンターテイナーとして抜群の才能を持つ彼だが、公演中のVTRやMCからは、常に前向きではあるが、その道が平坦ではなかったことを伺わせる一面もあった。そんな彼の本公演での一挙一答足も見逃さずに堪能できる番組が『TBSチャンネル1』にて放送される。7月2日(日)の大阪城ホール公演の模様を全曲ノーカットで放送するというまたとない機会なので、彼の公演をまだ観たことのないという人はもちろんのこと、実際に観たという人も、あの感動を再び反芻するという意味でも、ぜひチェックしてみて欲しい。
©フラウ・インターナショナル
<セットリスト>
1.Hello Hello
2.Oh My Darling!
3.My Precious
4.守護星
5.Crazy Crazy Crazy
6. Always close to you
7. Let me cry
8.200 miles
9.風
10.鳴らない目覚まし時計
11.空と君と
12.家に帰ろう
13.For you 〜僕が頑張れる理由〜
14.Darling Darling
15.Voyage
EN1.Bye Bye Bye
EN2.一緒につくったメロディ
Writer:瀧本幸恵
※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。
放送情報
チャン・グンソクライブ THE CRISHOW ROCKUMENTARY 全曲ノーカット版
放送日時:2017年8月26日(土)20:30~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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