温かな人柄が伝わる...東方神起のユンホ＆チャンミンが覗かせる「童話作家」としての才能

昨年12月8日にチャンミンによる『Human』がリリース、それに続くように、ユンホによる『君は先へ行く』も2月9日(水)発売が決定するなど、この年末年始に相次いで日本オリジナルミニアルバムを発表する東方神起。

昨年11月に開催された日本向けのファンミーティング以降、精力的な音楽活動に喜んでいるファンも多いが、それと並行する形で2人は"童話作家"としての活動もスタート。本名の"チョン・ユンホ"と"シム・チャンミン"名義による童話本が昨年10月に発表され、大きな話題を呼んだ。

東方神起が童話作家デビューしたのは、4人の子供たちと一緒に"童心に帰る旅"＝「Check This Out」がきっかけ。タイトルの"CHECK"は、韓国語で"本"という意味の"チェク"とかかっていて、仕事に追われ、忙しい日常を送る全ての人たちに休息と癒しを届ける"童話プロジェクト"の一環として、2人は初めての絵本作りに奮闘することになった。

2人が童話作家として創作を楽しむという新たな姿を見せ、自分の物語を子供たちと一緒にひも解いていった「僕は末っ子だった」(作：チョン・ユンホ)、可愛らしい動物たちをモチーフに様々な感情を表現した「僕が出会った友達」(作：シム・チャンミン)の2冊を完成させた。

"童心探しの旅"をしながら作った心温まるストーリーと個性が投影された絵、さらに、彼らが心を込めて読み上げた童話朗読CDは大好評。歌やパフォーマンスとはまたひと味異なる"プレゼント"をファンに届けた。

このプロジェクトの模様は、「東方神起のCHECK THIS OUT」として、1月23日(日)から3週連続でホームドラマチャンネルにて日本初放送。初めての絵本作りに孤軍奮闘するユンホとチャンミンに密着した全10回のエピソードが楽しめる。第1話ではユンホ、第2話ではチャンミンが、自分のチームの子供たちとそれぞれ初対面するところから、その奮闘ぶりを映し出していく。

子供たちのパワーに驚きつつもユンホはフレンドリーに接し、優しいお兄さんのような表情で一緒にはしゃぐシーンも。チャンミンは子供たちの目線に立ち、彼らしい穏やかなトーンで会話を紡いでいく。彼らの感性が存分に発揮された絵本作りのプロセスもさることながら、番組では、そうした子供たちと接する時に垣間見せる、2人の心和ませる人間性もフォーカスしていく。

最初は慣れない様子も見られたが、どちらも時間が経つにつれて、2人の飾らない人柄に子供たちも心を開いていく。温かな雰囲気で進む制作に、童話が完成する前からもうたっぷり癒されてしまうことだろう。ユンホ、チャンミンの多様な体験も盛り込んだ世界に1つの作品づくりを、最後まで見届けてほしい。

また2月には、SM ENTERTAINMENT所属のアーティストが一堂に集結する「SMTOWN」に完全密着した音楽ドキュメンタリー映画第2弾「SMTOWN THE STAGE -日本オリジナル版-」も放送される。

総勢50人を超える世界的アーティストによる華やかなライブ映像はもちろん、今回の日本オリジナル版では、東京公演で行なわれた東方神起の「Somebody To Love」のパフォーマンスも収録。「CHECK THIS OUT」で覗かせた穏やかな表情とは全く異なる、"カリスマ"ならではの圧巻のパフォーマンスは今見ても全く色褪せることがない。

天は一体いくつの才能を与えたのだろう？と思わずにはいられない、多彩な魅力を放ち続ける東方神起。童話プロジェクトを成功させ、人々を笑顔にした彼らだが、その"メインステージ"である音楽活動も今年は大いに期待したい。

文＝川倉由起子

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