美人過ぎるダンサー、no:zeやAikiら、社会現象を巻き起こした「スウパ」から続くストーリー

昨秋、"スウパ"の通称で人気を博した韓国発のサバイバル番組「STREET WOMAN FIGHTER」。 "K-POPダンスNo.1"の座をかけて、8チームの女性ダンスクルーがバトルを繰り広げた番組で、その熱すぎる女同士の戦いぶりが話題を呼び、視聴率は右肩上がりに急上昇。BTSのJ-HOPEも同番組への関心を寄せた投稿をするなど、韓国では社会現象を巻き起こすまでに至った。

放送終了後も、優勝チーム"Holy Bang"を率いたHoney Jや、InstagramなどのSNSで絶大な影響力を持つAiki、美人過ぎるダンサーとして目を引いたno:zeら出演者たちは、バラエティやメディアにひっぱりだこ状態に。

放送中に出演して話題となった「KCON:TACT HI 5」だけでなく、世界最大級のK-POP音楽授賞式「2021 Mnet ASIAN MUSIC AWARDS 」でパフォーマンスをしたり、韓国6都市を巡るツアー「STREET WOMAN FIGHTER ON THE STAGE」を開催したりと、"スウパ"ブームは拡大していった。

"スウパ"の終了からわずか1ヶ月後の昨年11月には、女子高校生たちが熾烈なダンスバトルを繰り広げる「STREET DANCE GIRLS FIGHTER」が放送開始。トップダンサーを夢みる10代の少女たちが、ダンスにかける情熱や驚くべきパフォーマンスを披露し、話題を呼んだ。

MCには"スウパ"でも番組を盛り上げ、誰よりもノリ良くバトルを楽しんでいたカン・ダニエルが続投。さらに審査を行うクルーマスターとして、Honey J率いるHoly Bangをはじめ、YGX、LACHICA、WANT、WAYB、CocaNButter、PROWDMON、HOOKといった"スウパ"の全クルーが登場し、それを目の前にした女子高校生たちはヒートアップ。若い闘志に火がつき、プライドを懸けた戦いを繰り広げた。

マスターたちが女子高校生クルーのパフォーマンスを見て、気に入ったクルーを取り合う第1次オーディション「クルー選抜戦」や、1対1のバトル形式で、K-POPアイドルの楽曲の振り付けを作る第3次オーディション「K-POP振り付け創作ミッション」――そうした興味深くも難しいミッションを乗り越えるべく、奮闘する女子高校生クルーのドラマは格別だ。

また、「K-POP振り付け創作ミッション」では、バトル判定の際に曲ごとに"スペシャルジャッジ"として本家のアーティストらがビデオ映像で登場し、貴重な一票を投じるなどサプライズな演出も。"スウパ"にも劣らないリアルなサバイバル模様は何度見ても胸が熱くなる。

こうした盛り上がりを受けて、今夏にはシリーズ初の男性版「STREET MAN FIGHTER」の制作も決定している。ダンスパフォーマンスというパワフルで見る者を圧倒する、K-POPならではの新たなムーブメントはまだまだ続きそうだ。

文＝津金美雪

この記事の全ての画像を見る