美男なのに嫌味がない...SUPER JUNIORの「不動のセンター」シウォンが老若男女に愛される所以

"個性の塊"とも言えるマルチエンタテインメントグループ・SUPER JUNIOR。その中でも"正統派のハンサム"として常にセンターポジションを任され、俳優としての活動も断トツに多いのがシウォンだ。

今やデビュー17年目を迎え、K-POP界でも不動の人気を誇るSUPER JUNIORだが、活動初期には、その存在を最初に知る"入口"として大いに貢献してきたシウォン。バラエティやMC、歌唱力を武器に活躍する他のメンバーとはひと一味異なる、生まれ持った容姿や品の良さを生かして成功を収めた異色の存在として、高い人気を誇っている。

そんなシウォンが昨年末、韓国バラエティ「アラフォー息子の成長日記 ＃269」に出演。シングルのアラフォー芸能人をスタジオから実のお母さんと一緒に観察するリアルバラエティで、韓国で11月28日に放送された出演回では、シウォンのイメージそのまま(？)と言えるハリウッドスターのような日常の様子が話題となった。

"財閥ドル"としても有名な彼だけに、高貴に乗馬を楽しむ姿はそれだけで絵になり、視聴者はうっとり。「Good(グッド)」「Nice(ナイス)」と馬に英語で何度も話しかけ、鞍を降りた後も愛情いっぱいに馬とコミュニケーションを取る姿からは、彼の温かく慈悲深い人柄が見て取れる。

一方、番組内では"イジられ感"のあるツッコミを受けながらも、大物スター然とした派手なリアクション、どんなムチャぶりにも紳士に対応するサービス精神...といったバラエティ力も発揮している。これほどの美男なのに嫌味がなく、いついかなる時も全力かつ誠実。彼が老若男女に愛される"センター"である所以が理解できることだろう。

K-POP界では"7年目のジンクス"と囁かれるほど、グループの長期活動のハードルは高いとされているが、数々の苦難を共に乗り越えてきたSUPER JUNIORメンバーの結束は固く、その仲の良さは業界でも折り紙付き。韓国で12月12日に放送された「アラフォー息子の成長日記 ＃271」では、リーダー・イトゥクの姉の結婚式にメンバーが出席した時の様子がオンエアされ話題を呼んだ。

司会はイトゥクと共にグループを牽引してきた年長メンバーであるヒチョルが担当。バラエティでも抜群のトーク力を見せる彼だが、結婚式の取り回しは勝手が違うのか、ガチガチに緊張するという珍しい一面も。そのあまりのガチガチぶりには、他のメンバーからも「なぜあんなに緊張しているの？」「兄さん(ヒチョル)が誰より緊張している」という声が飛び出すほどで、ヒチョルのお母さんも「息子のあんな姿は初めて見る」と驚いた様子だった。

ウェディングソングは、ボーカリストとして抜群の歌唱力を誇るイェソンが、名曲「君じゃなくちゃだめなんだ」を熱唱。選曲の理由として、「かなり前からお姉さんと約束していた歌」と説明しており、家族ぐるみで月日を重ねてきたメンバー同士の深い絆も、随所に現れている。

ほかにも、メンバーがそれぞれの結婚式を想像して語り合う場面があり、ヒチョルは「結婚しない」と決めている理由も番組内で明らかにしている。冗談交じりに話したその意外な理由はもちろんのこと、バラエティ番組とプライベートが、ごちゃまぜになったエピソードトークは必見だ。

本業のコメディアンと肩を並べるほどのお笑いセンスを持ち、ベテランとなった今も相変わらずバラエティに引っ張りだこ...。"神回"認定された番組は数知れないSUPER JUNIORだが、3月にKNTVにて一挙放送される＜SUPER JUNIOR特集＞では、ほかにも必見バラエティが続々登場する。アイドルのバラエティの域を超え、ひとりひとりが"本物のエンターテイナー"である彼らの魅力に改めて触れてほしい。

文＝川倉由起子

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