イ・ドンウク＆ユ・インナの絆も尊い...「トッケビ」カップルが示した3通りの愛のかたち

いつまでも色あせない韓流恋愛ドラマ作品には、物語の軸となる"名カップル"の存在が欠かせない。2016年の初放送から5年以上が経過した「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」が、今もファンの記憶に刻まれている理由のひとつは、同作中で"3組の名カップル"が誕生したことに因るかもしれない。その3組にフォーカスをした特別番組「トッケビ召喚スペシャル」が、ホームドラマチャンネルにて3月3日(木)・4日(金)に放送される。

「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」(ホームドラマチャンネルにて放送中)のメインカップルはご存知の通り、コン・ユ扮する"トッケビ"ことキム・シンとキム・ゴウン扮するトッケビの花嫁・ウンタク。年齢の離れた彼を無邪気にからかったり、時に寄り添い慰めたりする天真爛漫なウンタクと、振り回されながらも素直な彼女に惹かれていくキム・シン――この2人の"ケミ"には誰もが文句なしにキュンとしたことだろう。

また、メインカップルに勝るとも劣らない人気を得たのがイ・ドンウク演じる死神と、ユ・インナが演じたサニーのカップルだ。気の強いサニーと彼女に押される恋愛ベタの死神の恋模様は、クールな表情を崩さない死神から"想定外"のキュートな姿を数多く引き出した。そして、もう1組がドラマに恋愛だけじゃない"プラスα"の深みを与えたトッケビ×死神カップルのブロマンスだ。

前世での因縁は、互いにトッケビと死神として相まみえた現世で、特殊能力でフォークとナイフを動かす代理喧嘩に形を変え、幼稚な口喧嘩もしばしば...。仲がいいのか悪いのかも曖昧な彼らは、時にイチャついているカップルのようでもあり、"オチ"のついたその掛け合いは抱腹絶倒の面白さだった。

今回の「トッケビ召喚スペシャル」では、ラジオブースに隣り合わせに座ったドンウクとインナがナビゲーターとして登場。"トッケビロス"に陥った視聴者から寄せられた投稿に2人が答えていく形式で、それぞれのカップルの撮影秘話や、主要キャストの初顔合わせ、初台本読み、撮影初日の貴重映像などをふんだんに紹介していく。

さらに、トッケビ(キム・シン)×ウンタクと、死神×サニーによる2組の"尊い愛"については、特別なナレーションと共に本編映像から再編集された「トッケビ夫婦の愛の物語」「死神とサニーの物語」としてオンエア。

「トッケビ夫婦の愛の物語」では産神役を演じたイ・エルがナレーションとして登場し、"心臓が振り子のように大きく揺れていた"と表現したトッケビが恋に気が付く瞬間や、ウンタクが背伸びをしてキュートに迫ったファーストキス、ふたりの別れ、そして再会までを涙ながらに振り返っていく。

インナ本人がナレーションした「死神とサニーの物語」では、死神の大粒の涙から始まった初対面や、死神の正体が明らかになるシーン、前世を思い出すキス、そしてそこからの胸をえぐられるような切ない恋を、再び視聴者たちに思い起こさせる。どちらも前世での因縁が複雑に絡みながらも、純粋な愛を貫いた"名カップル"に違いないだろう。

そして最もメイキング映像が充実していたのが、トッケビと死神のブロマンスカップル。撮影が煮詰まってくると、ジェスチャーゲームを始めたり、思い出のアニメではしゃいだり...。撮影現場でのコン・ユとドンウクは、当時30代後半とは思えないほど、イチャイチャとじゃれ合い、「お前にハグされてキュンとしたよ」「お前は俺のものだから」などの言葉が飛び交うほどリアルなラブシーン(？)まで見せつけてくれた。多くの人に支持されたトッケビと死神の友情を超えた絆の秘密は、このメイキングを見れば自ずと分かってきそうだ。

劇中では3組それぞれがかけがえのない愛と絆で結ばれているトッケビカップルたち。和気あいあいとした現場でアイデアを出し合う様子を見ていると、それは彼らが大切に築き上げた関係があるからこそ成立するのだと改めて気付かされる。

文＝津金美雪

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