2021年2月より訓練が特に厳しいとされる海兵隊に服務し、いよいよ8月には除隊と目されているINFINITEのエルこと、キム・ミョンス。韓国芸能界きってのイケメンとしても注目を浴びる彼が、入隊前最後に出演した作品が、時代劇「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」だ。
朝鮮時代に実在した王室の秘密捜査官"暗行御史(アメンオサ)"の痛快な活躍を描いた本作で、ミョンスが演じたのが、昼間は官僚、夜は遊び人という二重生活を送る主人公、ソン・イギョム。「梨泰院クラス」のクォン・ナラが演じる"茶母(タモ)"のダインや、「ウラチャチャ My Love」のイ・イギョンが扮した小間使いのチュンサムらと行動を共にし、暗行御史として成長していくキャラクターだ。今回の撮影のために約5ヶ月間もの稽古を積み、難易度の高いアクションに挑んだというミョンスだが、当時のインタビューから改めてその役づくりの裏側を掘り下げてみた。
――突然、暗行御史に任命されるソン・イギョム役を演ずるにあたって準備したことはありましたか?
「時代劇なので、基本的な発声や声のトーンの調節を練習しました。序盤では、浮ついた行動や話し方、軽そうな口調を意識しました。後半にいくにつれて、成熟した姿を見せるために、発声の仕方を変えました。また、露出のシーンのために運動も頑張りましたし、アクションシーンのためにアクションスクールに通って様々な技も練習しました。ソン・イギョムは、色々な技を駆使するんです。そういった部分もこのドラマの見どころではないかと思います」
――イ・イギョンさん、クォン・ナラさんとの相性はどうでしたか。
「クォン・ナラさんと僕は誕生日が一緒で、歌手活動をしていたという共通点もあり、お互いとても気楽に何でも話せました。また、イ・イギョンさんは現場のムードメーカーでした。ムードメーカーはその場のメンバーによって変わることもありますが、彼と一緒にいるととても楽しかったです。気を遣わずに演技もできましたし、現場でたくさんアドリブをする姿を見ました。2人と共演することでよい関係性を築けましたし、とても楽しい現場でした」
――特に印象に残ったシーンやセリフはありますか?
「記憶に残っているのは、最初の事件を解決し、罪人を罰する第5話のシーンです。イギョムがかっこよく、善を勧め、悪を懲らしめるという場面なので演じていて楽しかったです。暗行御史が現れる時に音楽が流れ、その場が一気に盛り上がるシーンは毎回テンションが上がりました。記憶に残っているセリフは、弱者の立場に立って悪い人たちに話す時のセリフには考えさせられるところがあって、教訓があり、すべて良かったと思います」
――撮影で特に大変だったところを教えてください。
「時代劇は都心でなく、山、河辺など野外で撮影することが多いですが、今回は冬の撮影でしたので、山の中の気温が低く、寒いことがとにかく大変でした。時代劇の撮影は季節に影響されます。夏の暑さにも頭を悩ませられますが、冬の撮影だった今回はいくら着込んでも寒くて...。体調管理に気をつけました」
――「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」ならではの面白さについて教えてください。
「1人や2人での撮影も楽しかったのですが、やはり御史団の3人が集まることによって生まれる面白さがありました。色んなシーンで3人がアイデアを出して、それぞれの役柄の特長、キャラクターをいかして演じたので、楽しかったです」
暗行御史として活躍する一方で、過去に背負った自らの傷を克服していく彼の成長ドラマとしても楽しめる「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」。間もなく迎える除隊の日を経て、キム・ミョンスがどのような成長を見せていくのか?そんな期待に胸を膨らませながら、兵役前の集大成ともいえる主演時代劇を改めて堪能したい。
文=HOMINIS編集部
放送情報
暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~
放送日時:2022年7月19日(火)15:15~
※毎週(火)(水)15:15~
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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