小原好美と鬼頭明里が「まちカドまぞく」続編を熱望！リアルイベントでファンに呼びかけ

架空の町・多魔市を舞台に、魔族の力に目覚めたシャミ子こと吉田優子と魔法少女たちの日常を描いたアニメ「まちカドまぞく」。その第2期が2022年に放送されたことを受け、「『まちカドまぞく 2丁目』すぺしゃるイベント～まぞく感謝の儀！ありがとまぞく～」が、2月5日に神奈川・カルッツかわさきにて開催された。今回はイベントの昼の部の模様をレポートする。

イベントの開幕と同時に、小原好美(吉田優子役)、鬼頭明里(千代田桃役)、高橋ミナミ(リリス役、※「高」は正しくは「はしごだか」)、高柳知葉(陽夏木ミカン役)、伊藤彩沙(リコ役) の5人が1人ずつステージに登場。久々のイベントであることや、伊藤が初参加であることに触れると、作品にちなんだ振り返りトークがスタート。小原は1期との違いで「ミカンにクローズアップされた回があってうれしかったです」と話すと、高柳も「最後の最後でミカンが抱える問題が解決して良かったです」と笑顔。さらに桃の変化に話題が移ると、「表情が豊かになったし、シャミ子への愛が強まってる」と話す鬼頭の言葉に小原がうれしそうに笑うなど、和気あいあいとしたトークが展開した。

続くバラエティコーナーでは「振り返りジェスチャーまぞクイズ」と題し、キャスト陣が自分のお気に入りシーンをジェスチャーで再現。高橋は鬼頭を巻き込んで健康ランドで停電した時のシーン（第3話）を演じると、クイズに正解した鬼頭が「ミナミが私の横でヒントを与え続けてくれる」と笑いながら告白。一方、伊藤は小原とともにシャミ子に化けたリコが桃をだますシーン（第8話）を演じると、「同じ台詞を2人で演じた印象的な収録でした」と収録現場の思い出を振り返った。

続いて「闇堕ちバラエティ～格付けまぞく～」では、用意された料理を高級順に並び変えるお題に挑戦。1問目のから揚げでは、キャスト陣から「これは冷凍にある、もちっとした感じ」「こっちは食べたことがある気がする」などストレートな意見が飛び交い、それぞれの答えが分かれる展開に。一方、2問目のお茶は「色もそうだけど飲んだ時にこれだと思った」と話す小原に「私も一緒です」と伊藤が共感するなど、全員が同じ答えを発表。その結果に司会の高橋が「この資料で本当に合ってますか？」とスタッフに答えを確認して場内をざわつかせると、「お茶の味がわかる女たち」と明るい声を挙げて、キャスト陣が正解だったことを賞賛した。

「ものづくりまぞくコーナー」では、ステージにお祝いケーキが登場。スポンジだけのケーキを前に鬼頭が「計量カップに入った生クリームを初めて見る」とつぶやくと、自分たちでケーキをデコレーションすることに。エプロン姿を披露したキャスト陣が思い思いのケーキを作り終えると、生クリームを山盛りにした高橋が「誰よりも高く、やっぱり一番上にいるのはごせんぞだよね」とテーマをアピールして、小原は「ごせんぞにしか見えなくなってきた」と絶賛。そんな小原が「桃に作りました」とハートを散りばめたケーキを見せると、今度は桃役の鬼頭が「今日のイベントのケーキということで、ありがとう」とファンに向けて作ったケーキを披露して、会場中から拍手が巻き起こった。

イベントの後半では、原作者・伊藤いづも先生監修によるオリジナルエピソードの朗読劇へ。シャミ子、桃、リリス、ミカン、リコが、バレンタインのために用意した手作りチョコで騒動に巻き込まれる物語が紡がれた。鬼頭は「久しぶりで楽しかったです。全員でそろってやるのは初めて」と口にすると、収録では4人までしか入れなかったことが明かされ、キャスト陣が喜び合っていた。

その後は、アニメ2期のOPテーマとEDテーマをキャスト陣が生ライブ。OPテーマ「ときめきランデヴー」を小原と鬼頭が可愛いらしい振り付けとともに歌うと、EDテーマ「宵加減テトラゴン」は高橋と高柳も加えた4人で力強く披露。息の合った歌声で会場を盛り上げると、ペンライトの光に包まれながら歌い切った4人に盛大な拍手が送られた。

最後の挨拶で、鬼頭は「久しぶりの『まちカドまぞく』リアルイベントでしたが、会場に入った時に3階まで人が埋まっていて、ファンの方に愛されている作品だと思って幸せでした。私たちはまた集まれると信じていますので、次はもっと広い会場を満杯にしてやりましょう」と呼びかけ、ファンにアピール。続編を待望している姿に小原は「一番最初から3丁目って言っていたのはあかりんだよね。私は『大変だから辞めときなよ』って消極的だったんですけど、だんだんそういうムードになってきて、今は私としてもやる気満々なので、ファンの皆さんも一緒に盛り上がってくださったらうれしいです」とメッセージを送り、2時間半を超えるイベントは終了した。

取材・文＝永田正雄

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