花江夏樹鬼頭明里の無垢な演技にファンも涙...「鬼滅の刃」キャスト陣勢揃いで生アフレコを披露した「鬼滅の宴 -刀鍛冶の里編-」

キャスト陣によるトークコーナーを挟んでの後半戦は、河西による無一郎の双子の兄・有一郎の絶命間際のシーンや、岡本による玄弥が幼い日に兄の実弥をなじった事を回想するシーンなどで、キャスト陣の圧倒的な演技力が炸裂。彼らの熱演に会場からはすすり泣きの声があちこちから聞こえていた。
そして、炭治郎たちと憎珀天との激闘シーンで、シークレットゲストの山寺宏一が登場すると、会場からはこの日一番の歓声と拍手が上がった。アニメ初登場時、多くのファンが山寺だと気づかなかったほどに若々しい声色と迫力の演技がステージ上でも発せられ、ダイナミックなレーザー照明がキャスト陣の熱演を盛り上げた。さらに、朝日に焼かれながらも、里の民を守るために禰豆子が炭治郎を送り出すシーンでは、アニメ第11話「繋いだ絆 彼は誰時 朝ぼらけ」の挿入歌「竈門禰豆子のうた」を歌唱した中川奈美もステージに登場。花江による魂のこもった生アフレコと中川の透明感あふれる歌声のコラボ、そして言葉を取り戻した禰豆子を演じた鬼頭の無垢な演技に涙する観客が続出した。

キャスト陣による生アフレコの余韻が残る中、主題歌を担当したMAN WITH A MISSIONとmiletによるシークレットライブがスタート。「絆ノ奇跡」「コイコガレ」の2曲をパフォーマンスし、会場を大いに盛り上げた。

ステージ上のスクリーンに、アニメ最新シーズン「柱稽古編」が5月12日より放送開始されることが発表され、歓声が上がる中、ステージ上には宇髄天元役の小西克幸、冨岡義勇役の櫻井孝宏、悲鳴嶼行冥役の杉田智和も登場。水柱、音柱、蟲柱、恋柱、霞柱、岩柱が顔を揃えるというサプライズに客席からは大きな拍手が送られた。そして、キャスト陣がステージを後にする中で、同じ事務所の先輩・後輩という関係でもある山寺と花江が握手と熱い抱擁を交わして、この日のイベントの成功をたたえ合い、1日限りのスペシャルイベントに幕を下ろした。

取材・文=中村実香

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アニメ「鬼滅の刃」

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