三森すずこ、「ブルー きみは大丈夫」で空想の友達思い出す「涙が止まらなくなってしまいました」

――実際にキャラクターたちのやりとりを観ていかがでしたか?

「皆さんすごくピッタリでしたよね。違和感がなかったですし、とても楽しく観させていただきました」

――ブルー、ビー、カルのトリオについては、どんな印象を持っていますか?

「絶妙な組み合わせの3人だと思います。いつもニコニコしていて、ちょっと頼りないブルーと、やる気満々で一生懸命手伝いをしてくれるビー、そして大人な対応のカル。三者三様、デコボコで面白いなと思いました」

――三森さん的にブロッサム以外で好きなキャラクターや気になるキャラクターはいますか?

「気になるのは、透明のキースですね。ずっと姿が見えなくて『どんな姿をしているんだろう?』と思っていました(笑)。最後にいろいろと分かることもあって、とどめのように心を持っていかれましたね」

――本作は、伏線がしっかり張り巡らされていて、物語として非常に見どころがある映画ですよね

「そうなんですよね。登場人物たちと空想の友達とのつながりや、いろんなことが明らかになって、最後の最後に答え合わせができるような展開で......本当にジワッと心が温かくなるシーンが多かったですよね」

――インタビュー前には舞台挨拶にご登壇されました。実際にファンの方と接する機会があるのは嬉しいものですか?

「私のファンの方は、過去の作品もいろいろ観てくださっているとは思うんですけど、新しいキャラクターに声を当てたとき、こうして一番に観に来てくださるのはすごく愛を感じるし、これから観に行こうと思ってくださる方がいるのも嬉しいです。そんな皆さんが『SNSになんて書き込んでくれるのかな?』と思うと、すごく楽しみで、ドキドキします」

――子供にしか見えない空想の友達が出てくる本作ですが、三森さんは子供のころどんなお子さんだったんですか?

「『空想の友達がいた』というお話をさせていただきましたが、本当に夢見る夢子ちゃんというか(笑)。お人形とか、お絵描きとか、ごっこ遊びが大好きでした。外でアクティブに遊ぶというよりは、お家の中で遊ぶような子でしたね」

――お友達ともお家で遊ぶことが多かったんですか?

「そうですね。小学6年生ぐらいになるまで、お友達と人形で遊んでいました」

――子供のときって、そのなかでも新しい遊びを考えますよね

「確かに!最初は親が買ってくれたドールハウスで遊んでいたんですけど、だんだん物足りなくなってきて、可愛いお菓子の箱に家を作って、家具を配置していましたね」

――子供の頃、三森さんのなかで友達ってどんな存在でしたか?

「すごく身近で、家族と等しいような大切な存在だったのかなと思います。当時は携帯電話を持っていなかったので、お友達の家電に『今から遊びに行くね!』と連絡して遊びに行っていました。もちろん電話番号も暗記していましたね(笑)。突然「こんにちは!」と遊びに行っても、友達のお母さんが『すーちゃん来たよ!』と受け入れてくれるみたいな...友達の家と自分の家の距離が近くて、すごく素敵な時間でしたね」

――子供の頃って自由だし、なんでも楽しかったですよね

「そうですね。友達と道で大きい声で歌いながら歩いていても、全然恥ずかしい気持ちにならなかったです(笑)。自分の生きてるコミュニティーがそこにある感じでした」

――子供の頃のお話までありがとうございました。最後に、本作を楽しみにされている方にメッセージをお願いします

「家族みんなで楽しめる作品だと思うんですけど、特に大人が観ると、子供のころのことをふと思い出して、めちゃくちゃグッとくるんじゃないかなと思います。ぜひ家族で、友達で観に来ていただきたいです」

文=浜瀬将樹

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映画「ブルー きみは大丈夫」
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