
5月23日(金)に映画『怪盗クイーンの優雅な休暇』が公開される。
狙った獲物は必ず盗む!性別・年齢・国籍不明、変装の達人にして怪盗の美学を貫く怪盗クイーン。ジョーカー、AIのRDとともに飛行船で世界中を自由に駆け巡るクイーンの次なる舞台は、カリブ海の豪華客船・ロイヤルサッチモ号。
サッチモ社の社長・サッチモ・ウィルソンから届いた挑戦状は、かつての因縁に端を発する巧妙な罠だった。しかし、そんなことはお見通し。クイーンは優雅にして波乱の"休暇"に臨む。
本作は、はやみねかおるの児童向け小説「怪盗クイーン」シリーズを原作とする劇場アニメのシリーズ第2作で、2003年刊行の「怪盗クイーンの優雅な休暇」を映像化。
HOMINISでは前作から引き続きクイーンの声を務める大和悠河とジョーカー役の加藤和樹、新キャラクター・イルマを演じたCocomiにインタビューを敢行。怪盗クイーンの魅力や収録時のエピソードなどたっぷり語ってもらった。
――前作も声優を務められた大和さん・加藤さん、今作が決まった時の心境をお願いします
大和「嬉しいですよ!それに尽きますが、またクイーンを演じられることがすごく嬉しいですし、ジョーカーやRD、イルマ役のCocomiちゃんと掛け合いができるのも楽しみでした。決まった時は、本当に楽しみで仕方なかったです」
加藤「今作の制作の発表は割と早かったですよね。『またやれたらいいね』と言っていたことが実現できて本当に嬉しかったです」
――Cocomiさんはシリーズ初参加ですが、「怪盗クイーン」シリーズにどのような印象をお持ちでしたか?ご参加が決まったときの心境もお聞かせください
Cocomi「最初に資料をいただいたときは、まず1番に『自分で大丈夫か!?』という不安と緊張が走りました。でもその後に、お話をいただいたからには頑張らなきゃ、という思いと、嬉しさがありました。私にとって声優という職業はアイドル的な存在なので、声優をさせていただけることは本当に光栄ですし、本当に嬉しいです」

――長きにわたり愛されてきた「怪盗クイーン」シリーズですが、劇場アニメに携わって気づいたその魅力を教えてください
大和「はやみねかおる先生はキャラクター一人ひとりに愛情を注いで描かれているので、"悪い人"がいないというか、みんなそれぞれの人生をちゃんと歩んでいる印象があります。どのキャラクターにも感情移入ができますし、愛おしいと思えるキャラクターがたくさん登場しています」
加藤「出番の少ないキャラクターにもインパクトがあって、そのキャラクターのその後が気になっちゃうところが魅力の1つかなとは思います」
大和「本当にそうですよね!キャラクターの裏側も見たくなっちゃうというか」
Cocomi「茶魔のインパクトはすごいです」
大和「あれは本当にずるい(笑)。それからドクターマジック。私、本当に彼の人生が気になってしょうがないんです。そういうキャラクターがたくさんいるんですよね。」

――お互いの第一印象は?
Cocomi「大和さんは"クイーンそのもの"というイメージです。前作の『怪盗クイーンはサーカスがお好き』も事前に拝見していて、アフレコの日に行ったら、『絶対、この方がクイーンだ』と一目でわかりました(笑)」
大和「その時、スーツを着ていたしね」
Cocomi「そうですね!本当にクイーンがそのまま飛び出してきたような方という印象でした。加藤さんについては、『加藤様...本物だ...!』とすごく興奮しました」
大和「Cocomiちゃんも、イルマそのものだなって。すごくピュアで、突き進んでいく感じがイルマのまんまという印象です。アフレコが進めば進むほど、一生懸命なところや芯がある部分がすごくイルマにぴったりだと感じました。今日も(衣装やヘアメイクまで)イルマだよね」
Cocomi「『イルマ姫でお願いします』ってメイクさんに写真見せたらリボンも用意していただきました」

大和「加藤さんは、隣でこの声を聴くと、精神安定剤のような、いらっしゃるだけで、安心させてくれる声ですよね」
加藤「嬉しいです。Cocomiさんと同じ感想になりますが、大和さんの第一声を聞いた瞬間から『クイーンだ!』みたいな。それくらい耳と体に入ってくる声なのですごいなと思います。体当たりで、体全身を使って声を出される姿が素晴らしいですし、大和さんから溢れているものがやっぱりクイーンなんですよね。クイーン役は大和さん以外あり得ないというくらい。
Cocomiさんは、可憐なお嬢様という印象でした。でも意外と地声がかっこいい、イケメン系の声なんです。だから、イルマを演じている時とのギャップがありますし、声に幅がありますよね。そのおてんばでピュアな感じがすごくイルマにぴったりだなと思っていました」
Cocomi「ありがとうございます。照れます(笑)」

――アフレコ現場はどのような雰囲気でしたか?現場でのエピソードがあればおしえてください
大和「今作は、ジョーカーとイルマのシーンが多いので、シーンが進んでいくにつれ2人の心の触れ合いが深くなって、息がぴったり合っていきました。その様子を私はクイーンの感覚で『いいな~、羨ましい~』と思いながら見ていましたね(笑)」
加藤「やはり、やればやるほど呼吸もあっていった感覚はありましたし、収録している姿をジョーカーとして見ているのか、加藤和樹として見ているのか、わからなくなる瞬間があって。ジョーカーという役と一体になれた収録だったと思います。イルマ役が本当にCocomiさんで良かったです」

映画情報
アニメ映画『怪盗クイーンの優雅な休暇』
2025年5月23日(金) 全国公開
Staff
原作/はやみねかおる・K2商会
監督/池田重隆 脚本/國澤真理子
配給/ポニーキャニオン
声/大和悠河、加藤和樹、内田雄馬、Cocomi
(C)はやみねかおる・K2商会・講談社/「怪盗クイーン」製作委員会
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