『A3!』田丸篤志ら冬組キャストと観客が一体となった単独イベント「MANKAIカンパニー presents Winter Party! 2025」
声優

2025年9月6日に千葉県松戸市・森のホール21 大ホールにて、『A3!』冬組キャストによる単独イベント「MANKAIカンパニー presents "Winter Party!" 2025」マチネ(昼の部)が開催された。
春・夏・秋と続いてきたファンミーティング形式のシリーズを締めくくるラスト公演。月岡紬役の田丸篤志、高遠丞役の佐藤拓也、御影密役の寺島惇太、有栖川誉役の豊永利行、雪白東役の柿原徹也、ガイ役の日野聡が勢揃いし、トークやゲーム、朗読劇、ライブまで、多彩なプログラムで観客を魅了した。

開演と同時に幕を開けたのは、冬組らしい朗読劇だった。キャストたちはそれぞれのキャラクターになりきって、心地いい掛け合いを展開。豊永演じる詩人・有栖川の「ジュネーブのビオトープに!」というユニークな掛け声に、「シルブプレ!」と客席が一斉に応えると、会場には笑い声と拍手が広がった。最後に全員で揃えたオープニングコールで空気は一層温まり、まさに"ここから一緒に始めよう"という気持ちを共有する瞬間だった。観客としても、冒頭から心が解きほぐされていくような感覚があった。


オープニングトーク「冬組公演トークショー!」では、田丸の進行で各キャストが"好きな冬組の公演曲"を発表。日野が新生冬組第七回公演『ホテルコンパス』の「グラン・ステイの続きを」と新生冬組第十回公演『Nomadic Bartender』の「STRAIGHT, NO CHASER」を選び、柿原は新生冬組第三回公演『真夜中の住人』から「正体」、豊永は3作品から「esの憂鬱」「STEP」「双刃の誓い」を次々と挙げ、作品ごとに違う世界観への愛情を示した。寺島は新生冬組第九回公演『陽だまりのブラン』の「Bouquet」を優しい声色で語り、佐藤は新生冬組第五回公演『剣に死す。』から「獨行道」を力強く紹介。そして田丸は新生冬組旗揚げ公演『天使を憐れむ歌。』の「Don't cry...」と新生冬組第四回公演『怪人Fと嘆きのオペラ』の「UNMASK」を取り上げた。


思い出深い楽曲を語る彼らの表情には、それぞれの役と過ごしてきた年月が映っていたように思う。客席から曲名が出るたびに拍手が沸き起こり、「あのシーンを思い出した」と観客の心が一斉に動いたのが伝わってきた。


続く「真のジェントルマンのためのエレガントテストParty!」は、AとBの二択から"エレガント"な方を見極める格付けチェック形式。観客も札を掲げて参加できるのが面白い。さらに春組リーダー・佐久間咲也役の酒井広大がサプライズ登場すると、会場は大歓声に包まれた。
公演情報【スカパー!】
「MANKAIカンパニー presents “Winter Party!” 2025」
放送日時:2025年11月16日(日)
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
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