下野紘、『ズートピア2』ゲイリー役で感じた挑戦と喜び 上戸彩&森川智之との共演、そして"ズートピア愛"を語る
声優
――今回演じられたゲイリーは、予告映像を見る限りでも、とてもユニークなキャラクターですよね
「予告では、ズートピア最大の謎に迫るというキャッチコピーとともに、ゲイリーが様々なシーンに登場していると思います。フライパンで頭を叩かれていたり、『ごめん!』と叫んでいたり、かなりドタバタしている印象があるのではないでしょうか。キャラクタービジュアルを見ていただくとわかる通り、すごくにこやかな表情をしていて、明るくて愛嬌のあるキャラクターです。お調子者とまでは言わないですが、コミカルな雰囲気もしっかり持っていて。ただ、クセの強さだけが前面に出ているわけではなく、きっと観てくださる方に自然と受け入れてもらえるような、親しみやすいキャラクターなのではないかと思っています」
――ゲイリーを演じるうえで、特に意識されたポイントはどんなところでしょうか?
「字幕版のゲイリーの声にできるだけ近づけたいという思いがありました。字幕版のキー・ホイ・クァンさんは声がかなり高いんです。その高さを真似するだけでも大変だなと思いながら、自分の声でどこまで寄せていけるかということを試行錯誤していきました。ゲイリー自身がすごく明るくて、どこか面白みやコミカルさもあるけれど、同時に優しさも持っているキャラクターなので、その"明るさ"と"優しさ"のバランスは特に意識していました」
――予告だけでも、かなり高いトーンのお声を出されているのが印象的でした
「本当に、自分でもよく出しているなと思いました(笑)。そして、今回のゲイリーは自分にとって挑戦だったと思います。自分の持てるものを全てをゲイリーに注ぎ込みたい、という気持ちがとても強くあり、原音に少しでも近づけられるように、テンポ感やニュアンスなど、細かな部分まで試行錯誤しながら演じていました」
――オリジナル音声がある作品ならではの難しさもあるんですね
「そうですね。息づかいひとつとっても、日本のアニメーション作品とは違います。息を吸うタイミングや、音の変化のつけ方、セリフの言い回しやリズムが独特なんです。同じ尺の中でも、英語の方が情報量が多いこともあるので、『どのくらいのテンポで話したら良いのか』『どのタイミングで息を吸っているのか』といったところを耳でよく聞きながら、自分の芝居に反映させていくのは、簡単ではなかったです。自分の解釈だけでゲイリーを演じるのとはまた違う難しさがあります」
公開情報
『ズートピア2』
大ヒット上映中!
(C) 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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