幕末に活躍した志士たちとの恋を描く、累計500万ダウンロード突破の恋愛ゲーム「恋愛幕末カレシ~時の彼方で花咲く恋~」を原案とするTVアニメ「BAKUMATSU」。自分の信念を貫き通すためなら、いつも危険を顧みずに猪突猛進する長州藩の風雲児・高杉晋作と、彼を常にサポートする冷静沈着な頭脳派・桂小五郎。2人が刻(とき)を操る力があるという伝説の秘宝"時辰儀(じしんぎ)"の存在を知ったことから始まる冒険と、彼らが出会う幕末志士たちの"イキザマ"を、原案ゲームとは異なる切り口で描く。
そんな本作の先行上映会が10月の放送に先駆けて、9月23日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催された。第1話の上映後に行われた、桂小五郎役の江口拓也と、局長の近藤を支えるという信念を抱いて新撰組を引っ張ってきた副長・土方歳三役の染谷俊之によるトークショーの模様をレポートする。
第1話の上映を振り返っての感想を聞かれ、染谷は「アフレコは台本を持つ手が震えるくらい、すごく緊張していたんですが、その時の情景が浮かんできましたね。声を出すのが新撰組のシーンからだったのでブルブルでしたけど、収録はすごく楽しかったです」と思い出を語った。江口は「個人的には、恋愛幕末カレシの外伝で、『BAKUMATSU』というタイトルから、どういうストーリーが展開するんだろうと思っていました。最初は『ヒロインがいて、みんなで彼女を取り合うのかな?』って。実際には、そんな描写は一切なく『生きるか死ぬかの戦い、男同士の戦い、恋愛なし!』みたいな感じがずっと続きます。戦闘シーンのカメラワークが面白かったので、バトルに注目したいと思うんですが、ツッコミどころが多いので、そこがすごく楽しみですね」と笑顔で答えた。
作品のキーアイテムとなる"時辰儀"にちなんで「好きな時代に行けるとしたら?」という質問に、染谷は「ジュラ紀に行ってティラノサウルスが見たいです。やっぱり生で見たいじゃないですか!図鑑などに載っているティラノサウルスって予測で描かれているんですよね。最近は羽毛が生えていますが、実際に生で見て『やっぱり本物はカッコいいな』って思いたいです」と恐竜への熱い思いを披露。一方、江口は「バブル期ですね。もう伝説の話だから。文献としては残っているけど、みんなが裕福で楽しいってあり得ない!僕は目で見たものしか信じないので、幽霊と一緒でバブル期も信じないです」とユニークな発言で会場の笑いを誘った。
(C) FURYU/BAKUMATSU製作委員会
最後に、今回のイベントの感想を聞かれ、染谷は「第1話が完成して、僕も本当に感動しています。最終回まで温かい目で見守ってくださるとうれしいです。これからも『BAKUMATSU』の応援よろしくお願いします」と一礼。江口も「今回アニメで描かれているのは、キャラクターは同じですが原案とは違った世界観です。毎回、良い意味でツッコミどころがたくさんあって、僕自身も楽しんでいます。主軸となるキャラクターたちの楽しい掛け合いや、作品の世界観をバッチリ表現している音楽も素晴らしいので、今後の怒涛の展開を楽しんでいただければと思います」と締めくくった。
文・撮影=中村実香
放送情報
BAKUMATSU
放送日時:2018年10月15日(月) 01:30~
※毎週(月)01:30~ほか
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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