朴璐美は「アドベンチャー・タイム」を観ると脳ミソに"寒イボ"が立つ!?

少年フィンと親友のジェイクが、不思議な大陸ウーで冒険を繰り広げるカートゥーン ネットワークのオリジナルTVアニメシリーズ「アドベンチャー・タイム」。2010年にアメリカで放送が開始されると、2012年には日本でも放送がスタート。壮大なストーリーや個性的なキャラクターたちが登場することで人気を博し、キャラクターグッズも数多く販売されている。今回、主人公フィンの吹き替えを担当する声優の朴璐美に、作品の魅力などを語ってもらった。

シリーズを振り返って、作品の魅力を教えてください。

「キャラクターがとてもかわいくて、観ていると脳ミソに"寒イボ"が立つ感覚を味わえることです(笑)。キャラクター1人1人は面白さよりシュールな面でつながっていて、哲学を感じたり、ストーリーもふざけているように見えるのに説得力があるんです。でも、価値観を押し付けてくるわけでもなく、視聴者に投げかけてくるだけ。『あとは自分たちで考えな』みたいな。そういう放り投げられる感覚がたまらなく好きですね」

TM & (C) 2018 Cartoon Network.

フィンを演じる上で、意識されていることはありますか?

「何も分からないところからのスタートだったので、フィンの好奇心旺盛な部分を自分の中でミックスさせて、徐々に一緒に歩いていけるようになった感じですね。最初は『(オリジナルに)寄せた方がいいのかな?』と思ったこともありましたが、あちらは声の出し方がシュールだったので私の声はハマらないと思い、考えないようになりました。そんなに神経質には考えないタイプなので、現場で考えたり感じたり、いろいろな人の声を聞いて演出いただいて決めています」

演じていて、フィンの「ここがいいな!」と思うのはどこですか?

「頑張っているけど切ない子なんです。泣きそうになる場面でも、フィンは泣かなくて。だから、ジェイクと仲良くしているシーンが逆に切なく感じてしまう。家族や愛に飢えているというか、フィンが愛に飢えているからこそ成り立つ作品なのかなと思えて、その切なさにグッときちゃいますね」

海外のアニメやドラマの吹き替えをする時、日本の作品との違いはありますか?

「日本のアニメの場合は画が出来上がっていないので、ボールド(セリフをしゃべるタイミングを示すマーク)や、ト書きを信じて相手と会話をする感じですが、海外アニメの場合は全部出来上がった状態なので、その完成形をもう一度自分の中で解釈する違いはあります。海外ドラマの場合は実際の人物が演じているので、女優さんの呼吸を理解するのに終始しますね。合う合わないがあって『このセリフは私だったらこのタイミングで言うんだけど、この女優さんは言わないんだ』『なぜここでブレスなんだろう?』と、呼吸を合わせることに時間を費やします。でも、基本は一緒ですね」

声優のお仕事の醍醐味は何ですか?

「声のお仕事って瞬発力なんです。舞台の場合は、みっちり稽古してライブを何日も続けたりしますが、声の場合はテスト、最終テスト、本番の3回しかなくて、その中でダメだったところのテイクを重ねいくんですよ。だから、テストと最終テストの中で役を理解しないといけない。瞬発力で飛び込むしかない怖い仕事でもあります。でも飛んでみた後、自分でコントロールすることが必要な分、理解できてくると面白いんですよね。最初は着地点すら分からないんですが、自在に着地点へ誘導できるようになったら、そこまでは遊べるのが楽しいなと思います」

最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。

「とにかく、この作品に振り回されてほしいですね。観たら違和感を覚えると思います。でも、それはとても気持ちのいい違和感なので、存分に感じてほしいです。そして、あなたも『アドベンチャー・タイム』のグッズを買いあさって、買った物はSNSで自慢してください(笑)。私の一番のオススメはベビーフィンのグッズです!」

文・撮影=永田正雄

この記事の画像

放送情報

アドベンチャー・タイム 集中講座Step4
放送日時:2018年12月9日(日)19:00~
※集中講座Step1~3は12月6日(木)~8日(土)19:00~
チャンネル:海外アニメ!カートゥーン ネットワーク
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

記事に関するワード

この記事をシェアする

関連人物

関連記事