島崎信長に胸キュンした中村悠一「フルーツバスケットが少女の気持ちを目覚めさせた」

写真左から、島崎信長、内田雄馬、中村悠一
写真左から、島崎信長、内田雄馬、中村悠一

とある呪いに縛られている草摩一族と1人の女子高生の交流を描いた、高屋奈月原作の新TVアニメ「フルーツバスケット」。唯一の家族だった母親を事故で亡くした高校生の本田 透は、一人でテント暮らしをしていたが、テントを張ったその場所は由緒正しい草摩家の敷地内だった。家事の腕を買われた透は、同級生の草摩由希と草摩夾、そして草摩紫呉と一緒に住むことに。

写真左から、種崎敦美、島崎、石見舞菜香、内田、中村、佐藤聡美

本作は、1998年から2006年まで『花とゆめ』にて連載。2001年にTVアニメ化され、それから約18年ぶりに、スタッフ&キャストを一新して全編アニメ化が実現。その先行上映イベントが3月16日に千葉・幕張国際研修センターで開催された。多くのファンが来場する中、ステージには主人公・本田透役の石見舞菜香、草摩由希役の島崎信長(※「崎」は正しくは「立さき」)、草摩夾役の内田雄馬、草摩紫呉役の中村悠一、魚谷ありさ役の種崎敦美、花島咲役の佐藤聡美の6人が登壇。

原作について、佐藤は「クラスの女子みんなが読んでいました。やっぱり由希くん派か夾くん派かで、『どっちが好き?』みたいな話をしていましたね」と話すと、すかさず中村が「どっちが好きなんですか?」と直撃。「こういう三角関係の話は視聴者からケリをつけろって言われるんですよ」と話すと、会場から拍手と笑いが巻き起こった。その要望に佐藤が照れながら「由希くん派です」と答えると、島崎が思わずガッツポーズ。内田は悔しさをあらわにしたが、種崎が「夾くんです」と明かすと、今度は内田が喜びの表情を見せた。

一方、原作が連載されていた当時(1998~2006年)について男性陣に話が振られると、島崎は「小学生の頃だと・・・草とか食べてたんじゃないですかね(笑)。おいしい花の蜜に夢中で校庭にランドセル忘れたり」と当時を振り返り、中村は「もう養成所にいて声優になりたかった時期ですね。ちょうどデビューした後に前のTVシリーズを知って、『原作もいいんだよ』と言う友人に漫画を借りて読んでいました」と語った。また、出演が決まった時の感想について聞かれた内田は「出演が決まって『やったー!』と思っていたんですけど、事務所のデスクさんがフルーツバスケット好きで、いつもは『○○役に決定です~』みたいな感じなのに、『内田さん、夾くんです。本当にちゃんとしてくださいね』と圧がかかって...これは気合いを入れねばと思いました(笑)」と、とっておきのエピソードを明かした。

第1話&第2話の先行上映が行われ、キャストが再び登壇。自身が声を当てた映像が公開されたことについて「緊張して、今(皆さんの)顔が見えないです」と石見が照れを浮かべると、会場が笑いに包まれた。そのまま胸キュンポイントに話が変わると、誰よりも早く中村が「そうですね~僕は"こう見えて"少女漫画はあまり読まないんですね」と話を切り出し、笑いを誘う。続けて「だから、アフレコの時に信長のやる由希くんの王子様感がなかなかしんどい(笑)。女性の理想っていうのは男性の中にはないので。だけど完成した映像を見て、なるほどな~って。ちょっと由希くんにときめく自分がいる...あれ、この気持ちなに?」と衝撃告白。会場から笑い声があふれると「自分でも意外でした(笑)。少女の気持ちが目覚めた大事な作品になりました」と、新たな境地に達したことを明かした。

最後に、石見は「全編アニメ化という宝物みたいな時間もきっと一瞬なのかなと思うと、一秒一秒大事にしようと思います。みんなで一生懸命作っていますので、観ている方に(その想いが)伝わったらいいな。出会えて良かったと思う作品なので、皆さんにも好きになっていただけるよう愛を持って取り組んで参ります。放送を楽しみにしていてください」と番組に懸ける思いを明かし、イベントは幕を閉じた。

文=永田正雄

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放送情報

フルーツバスケット
放送日時:2019年4月6日(土)21:00~
※毎週(土)21:00~
チャンネル:アニメシアターX(AT-X)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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