前野智昭中島ヨシキも心配!?「フェアリーゴーン」第2クールも無事に走り切る!

写真左から、前野智昭、中島ヨシキ
写真左から、前野智昭、中島ヨシキ

動物に憑依することで不思議な力をもたらす"妖精"が存在する世界を舞台にしたオリジナルTVアニメ「Fairy gone フェアリーゴーン」。物語は、妖精を兵器として操る兵士"妖精兵"たちが猛威を振るった戦争から9年後。未だ不安定な政治情勢の中で生きる妖精兵たちの姿を描く。

スタイリッシュな映像や音楽、さまざまな策略が渦巻く先読み不能な物語が高く評価された本作の第2クールが、10月に放送されることが決定。今回は、違法妖精取締機関「ドロテア」第一部隊隊長代理・フリーを演じる前野智昭と、その部下・セルジュ役の中島ヨシキが第1クールを振り返る。

――第1クールを振り返っての感想をお願いします。

前野「無事に第1クールを走り切れたことに、安堵しています。回を増すごとにドロテアのメンバーの絆や連携も深まり、第1話から見るとマーリヤは人間的にも非常に成長したなという印象です。第10話では、オズが残念ながら命を落とす結果になりましたが、そういった生死を懸けたやりとりの中で、各キャラクターたちが成長していく様子をうかがえる第1クールだったので、第2クールも非常に楽しみですね」

中島「僕は政治的なドラマ部分が好きですが、アーケイム、グイ・カーリン、ビャクレーという3大マフィアや、ドロテアや妖精省、そして人工妖精技師のテッドのような一般市民に至るまで、彼らのさまざまな思いが交錯する妙な生々しさが作品の魅力的ですよね。表舞台でドロテアが戦っているその裏で糸を引く人間が多すぎて、逆にすべての人間が怪しく見えてくる。誰が一番悪いヤツなのか...第2クールはそんな思いが強くなる展開になると思っています」

前野智昭演じるフリー・アンダーバー

(C)2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会

――ご自身が演じるキャラクターの第2クールへの期待などをお聞かせください

前野「マーリヤにはヴェロニカ、そしてフリーにはウルフランという過去に友人や戦友だった相手がいるんですけど、第1クールでマーリヤとヴェロニカは、昔の関係性を取り戻せるんじゃないかっていう期待を感じさせるシーンがありましたね。でもフリーとウルフランは、このまま殺し合いに突き進む未来しか想像できないような展開で...彼らも昔の関係性を取り戻せたらいいなと思いますね」

中島「セルジュは死なないといいですね(笑)。そんなふうに思っていなかったのにイベントなどに出るたび、『こいつは死にそうだ』と言われることがあって。いつもアンニュイな感じで笑っているので、そんな雰囲気を漂わせているのかもしれませんが、演じさせていただいている親心じゃないですけど、元気に最終話まで走り抜けてくれればいいなと思います」

中島ヨシキ演じるセルジュ・トーヴァ

(C)2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会

――ご自身のキャラクター以外では誰を演じてみたいですか?

前野「どのキャラクターも演じてみたいと思いますけど、あえて1人挙げるとしたら"黒の妖精書"を収集している妖精学者のダミアンですね。数少ないセリフで、うさん臭さや怪しさを表現してみたいです」

中島「40年後、50年後も声優としてマイクの前に立てるとして、シュヴァルツ・ディーゼのような役を演じてみたいですね。演じられている土師孝也さんのようなベテランの先輩たちの声や、立ち居振る舞いは『Fairy goneフェアリーゴーン』に限らず、一瞬で作品を引き締めるので、僕もそういう歳の取り方、経験の積み方をしたいなと思います」

――最後に、第2クールを楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。

前野「第1クールで残した謎や伏線を第2クールですべて回収できると思いますし、ヴェロニカやウルフランとの関係性なども徐々に変わっていくそうなので、そういった人間関係の動きも注目して見ていただければうれしいです。まずは、第1クールをしっかり復習してお待ちください」

中島「第2クール目で突然、学園ものになっていても驚かずに(笑)。みんなが望むハッピーエンドに向かっていくといいなと思います」

文=中村実香 撮影=神保達也

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放送情報

Fairy gone フェアリーゴーン
2019年10月より第2クール放送

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