「アイドリッシュセブン」の名シーンが音楽とともによみがえる

人気アイドル育成リズムゲーム「アイドリッシュセブン」のアニメを彩った楽曲たちを、フルオーケストラで楽しむことができる「アイドリッシュセブン オーケストラ」。今回は、2月7日(金)に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで行われた公演の模様をレポートする。

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日本屈指のプロオーケストラとして知られる、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏を、2015年に第6回ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクール第2位に輝いた粟辻聡がタクトを振る今回のステージ。中央のスクリーンにはアニメ映像が映し出され、オーケストラアレンジで新たに生まれ変わったサウンドが、ストーリーとともに展開していく。

最初に演奏されたのは、原作ゲームのオープニングも飾っている「Seven Ways」。軽やかなリズムと明るいメロディが会場を包む中、アニメ第1話での3 on 3シーンや、メンバー紹介映像がスクリーンに映し出され、見事なコラボレーションをみせる。また赤や青、緑などIDOLiSH7メンバーのイメージカラーがステージを彩るなど、作品への愛を感じる演出に客席からは感嘆の声が上がった。

サウンドトラックにとどまらず、アイドルたちが歌う楽曲も次々と登場。アニメの映像を背景に奏でられるIDOLiSH7のデビューシングル「MONSTER GENERATiON」をはじめ、彼らのライバル・TRIGGERの「SECRET NIGHT」など、ポップなナンバーが華やかなホーンや弦楽器が作り出す、重厚なサウンドで観客を魅了していく。

7曲目に演奏された「Dancing∞BEAT!!」では、アニメ第6話「雨の中の凱旋」で描かれた、停電によるトラブルのシーンも再現された。徐々に楽器の音が少なくなり、コントラバスの低音を中心とした弦楽器が不穏なムードを表現。そんな中、指揮者が客席に向かって、アニメのストーリー同様の手拍子を要求する。

会場内が温かなリズムに包まれると、IDOLiSH7のメンバー・環が、無音の中で渾身のダンスを披露するシーンがスクリーンに登場。パワフルなドラムが手拍子を支え始めると、次々に音がよみがえり、再び華やかなオーケストラサウンドが息を吹き返した。

9曲目「TODAY IS」でも、アニメ第8話「プリーズ、ミュージック」で描かれたトラブルと、それを機にさらに深まったIDOLiSH7メンバーたちの絆をアニメ映像とオーケストラのコラボレーションで見事に再現。そんなドラマチックな演出に、客席からは大きな拍手が送られた。

さらに「Leopard Eyes」「MEMORiES MELODiES」などの楽曲が次々と披露され、会場に集まった多くのファンを感動させた本公演の模様が、TBSチャンネル2で5月にTV初放送されることが決定。音楽と映像の融合により作品へのあふれんばかりの愛情が伝わってくる、迫力のオーケストラコンサートを思う存分堪能してほしい。

文=中村実香

<セットリスト>
01 Seven Ways
02 MONSTER GENERATiON
03 hope of SEVEN
04 ダイヤモンドのこころ
05 SECRET NIGHT
06 do my best
07 Dancing∞BEAT!!
08 氷の微笑 / wanna BELiEVE
09 TODAY IS
10 Ding Dong Swing! / ウキウキな7人
11 Shiny RAiNBOW
12 Lost Heart
13 変わらない想いを
14 Fly away! / ピタゴラス☆ファイター / miss you... / Joker Flag
15 雨
16 treasure ring
17 NATSU☆しようぜ!
18 Battle ZONE / 月夜の涙
19 Make a DREAM
20 Leopard Eyes
21 MEMORiES MELODiES
22 Story of RAiNBOW
<encore>
23 SILVER SKY
24 Heavenly Visitor
25 WiSH VOYAGE

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放送情報

アイドリッシュセブン オーケストラ
放送日時:2020年5月
チャンネル:TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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