雨宮天らが恋人に？「彼女、お借りします」はドキドキが止まらない！

人生初の彼女と一度だけキスをしたが、たった1ヶ月でフラれてしまった20歳のダメダメ大学生・木ノ下和也は、傷心のあまり"ある方法"を使って、女の子とデートをすることに。とびきりの美少女との出会いをきっかけに、1人の大学生の青春が輝き出す様子を描いたラブコメディー、TVアニメ「彼女、お借りします」が7月よりAT-Xほかで放送される。

和也が使った"ある方法"とは、"彼女"をレンタルして、デートを楽しむことができるというサービス。初カノにフラれてやけになり、偶然知ったそのサービスに勢いで申し込んだ彼だが、待ち合わせ場所に現れた清楚で可憐なお嬢さま系彼女・水原千鶴とは、客とキャストという関係で終わるはずだった。しかし、千鶴が和也と同じ大学に通う女子大生だったことから、2人の運命は大きく変わる。

完璧な理想の彼女・千鶴を演じるのは「この素晴らしい世界に祝福を！」のアクア役などで知られる雨宮天だ。正統派ヒロインからポンコツ系愛されキャラまで幅広く演じ、多くのアニメファンから支持を得ている彼女が、本作では清楚で健気な完璧美少女にふさわしい、軽やかで透明感あふれるソプラノボイスを聴かせてくれる。しかし、それはあくまでも仕事中の千鶴で、三つ編みメガネの地味系女子大生として過ごしているプライベートでは、意志の強さを感じる少し勝気な声に。そんな二面性を持つ彼女を、雨宮はメリハリを効かせて演じている。

「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどか役でおなじみの悠木碧は、和也の元カノ・七海麻美役を務める。クールなアルトから繊細なソプラノまで、その声域の広さをベースにした圧倒的な演技力で知られる彼女が、ゆるふわ小悪魔系女子大生という今まであまり演じることのなかった役柄に挑戦している。かわいらしいルックスや雰囲気とは裏腹に、千鶴と一緒にいる和也を目撃してからはダークな行動を見せる麻美。そんな彼女の複雑な内面を、悠木は多彩な声色を駆使して表現している。

ひょんなことから和也と出会った妹系元気少女・更科瑠夏を演じるのは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の由比ヶ浜結衣役などで人気の東山奈央。周りを元気にしてくれる、はつらつとした声でファンを魅了する彼女が、ある理由で和也の恋人になろうと超積極的なアプローチを繰り広げる美少女を熱演。和也の心を捉えている千鶴に負けまいと、精いっぱい背伸びする瑠夏の切ない思いを繊細な演技で伝える。

「からかい上手の高木さん」の高木さん役など、数々の人気アニメでヒロインを演じる高橋李依は、千鶴の仕事先の後輩で極度の人見知り女子大生・桜沢 墨役を担当する。誰もが守ってあげたいと思ってしまう控えめ系美少女の墨は、緊張のあまり口ごもっているだけでも、和也を魅了してしまうほどの美声の持ち主だ。そんな彼女を高橋は、持ち前の澄んだ声の純度をさらに上げて表現。最高音域と思える繊細なソプラノで、墨のキャラクターに説得力を与えている。

主人公の和也と千鶴をはじめ4人の美少女はもちろん、和也の祖母などの脇を固めるキャラクターたちも魅力的な本作。人気と実力を兼ね備えた豪華声優陣が紡ぐ青春と恋模様は、自分が恋をしているのではと錯覚するくらいのドキドキを感じさせてくれるだろう。

文＝中村実香

この記事の全ての画像を見る