ダンスはキレキレ!?大野柚布子茜屋日海夏ら出演「魔法少女サイト」イベント

4月スタートの「魔法少女サイト」は、原作コミックが現在9巻まで刊行されている、累計100万部を超える話題のアニメ。同級生からいじめを受け、家では兄から虐待される日々を送る女子中学生・朝霧彩が、謎のWebサイトから送られてきたステッキを手にすることで魔法の力を手に入れ、魔法少女として残酷な運命に巻き込まれていく姿を描く。

今回はアニメの放送に先駆けて3月18日に東京・多摩永山情報教育センターで行われた直前イベントの模様をレポート。「Magicalfesta.~きっと来たら不幸になる~」と銘打たれたイベントは、第1話の先行上映や人気声優陣によるトーク、さらにi☆Risと山崎はるかがOPEDを初歌唱するとあって、会場には多くのファンが駆け付けた。

ステージは無数のひまわりで埋め尽くされるなど、独特な雰囲気の中でイベントはスタート。大野柚布子(朝霧彩役)、茜屋日海夏(奴村露乃役)、鈴木愛奈(潮井梨ナ役)、芹澤優(穴沢虹海役)、山崎はるか(雫芽さりな役)の5人が登場し、会場は大きな歓声に包まれた。朝霧彩を演じる大野は、身長が143cmと小柄。特にステージ上ではひときわ小さく見えるため、観客から度々「小さいねー」とつっこまれるが、その度「ちいさくないよー!」と緊張しながらもファンとの掛け合いを忘れない。そんな大野の「盛りだくさんなので、全部楽しんでくれたら嬉しいです」という意気込みと共にイベントは幕を開けた。

(C)佐藤健太郎(秋田書店)/「魔法少女サイト」製作委員会

大野と茜屋がMVで本格ダンスに挑戦!

最初の企画は、キャストが作品に関わるキーワードを基に、作品の魅力を解説してもらう「魔法少女サイト検索」。それぞれが演じるキャラクター名がキーワードとして挙がる中、「朝霧彩」の説明をする大野は、モニターに映し出された説明文をそのまま読み、MCから「読まないでくださーい」とつっこまれる場面も。作中で徹底的にいじめられる彩だが、大野は「演じていてすごく楽しい。あっ、内容的には楽しくないんですけど」とこぼし、その天然ぶりに笑いが起きる。

キーワード「キャラソン」では、大野が歌う朝霧彩のキャラクターソング「赤イ涙の先」と、茜屋の歌う奴村露乃のキャラクターソング「believe again」のMVティザー映像が初解禁。初めてダンスに挑戦したという大野は、撮影について聞かれ「緊張してて覚えてません!」と、まさかの発言。すると、それを受けて茜屋も「緊張してて覚えていないです」と、大野をまねた答えを返し、会場からは大きな拍手が沸いた。そして、普段はi☆Risとして歌っている茜屋が、自分にとってもここまで本格的なダンスを、バックダンサーを従えてソロ撮影したのは初めてと告白。それに対し、同じi☆Risの芹澤が「すごい緊張してたね」といじり出し、息の合った掛け合いも見せた。

キーワード「見どころ」では原作者の佐藤健太郎が登場し、本作を「不幸な少女たちを軸にした物語」と定義付け、またキャストそれぞれが「温かい友情もある」(大野)、「それぞれが何かを背負って戦っている」(茜屋)、「彩の成長」(芹澤)、「過激な戦闘シーン」(鈴木)、「いろいろな能力のステッキ」(山崎)など、前向きな注目ポイントについても語った。

管理人からの指令にステージはパニック!

話題が作中に出てくる不気味なサイト管理人・漆(CV:中尾隆聖)に移ると、大野がアフレコの席が中尾の隣だったことを明かし、「咳払いがフリー○様」だったことに感動したと告白し、会場は大爆笑。さらに漆の話題で盛り上がっている最中、突然照明がダウンし、ド派手な音と共にスモークもたかれてステージは一瞬パニックとなり、漆の声が会場をジヤックする。

漆から下された指令は「会場のみんなで『#魔法少女サイト』を使って大量のツイートをしろ」というもの。それが達成されない場合は罰を与えると、ステージ上に設置された風船が徐々に膨らみ出す。これにはキャストたちも慌てて「早くつぶやいて!」と観客に頼み込む。その結果、モニターを埋め尽くすほど大量のツイートが投稿され、風船は間一髪で割れずに済むも、「割れて倒れるリアクションが取りたかった」と残念がる芹澤の芸人顔負けのサービス精神に笑いが起こったところで終了。

(C)佐藤健太郎(秋田書店)/「魔法少女サイト」製作委員会

キズナアイの声優参加をサプライズ発表!

第1話の先行上映が終わると、再びステージにキャストが登壇。痛ましい第1話の内容を受け、大野も「みんなのテンションが明らかに下がった」と指摘。キャストも音声の入った完成版を見るのはこれが初めてで、茜屋は舞台裏も凹んでいたことを告白。会場の重い空気を払拭するべく、いじめっ子の雫芽さりなを演じる山崎は「(さりなを)嫌いにならないで!友達思いのいい子なんです」と必死にアピールした。

続いて「魔法少女サイト」のファンの愛称をキャストが考える「持ち込みプレゼン大会」。キャスト5人が渡されたスケッチブックに次々とアイデアを書き込み、大野の「不幸じゃない人たち」に対し、山崎が「不幸な人」と真逆なネーミングにしたのをはじめ、芹澤は「ゆうちゃん命、せりこ推しのみんな」や「にじ民」とボケるなど、結局ネーミングは決まらずに終わった。

サプライズ発表ではモニターにバーチャルYouTuberのキズナアイが登場。本作でサイト管理人・捌(はち)として声優出演することを発表し、会場は大歓声。「ところで私って、どうやってアフレコするんですかね?」とコメントして会場の笑いを誘った。これに芹澤が「今日イチの歓声ってどういうこと?」とこぼすなど、キズナアイの人気ぶりにやや面食らうキャストたち。さらにMCが「超かわいい。一緒にイベントやりたい」とキズナアイとの共演を熱望すると、芹澤と山崎が「今、目の前でイベントやってるんですけど?」と間髪入れずにツッコミを入れた。

順番に剣を刺していき、サイト管理人(人形)を飛ばしたら負けとなる「サイト管理人を倒せ!危機一髪ゲーム」では、トップバッターの大野が大して怖がる様子もなくサクッと剣を刺して悠々セーフとなる。これにはMCからも「早っ!もっとリアクションをしろ」とツッコミ。その後の面々はそれぞれ、かわいらしく「こわ~い」などと言いながら刺すも、最後までサイト管理人が飛ぶことはなかった。

(C)佐藤健太郎(秋田書店)/「魔法少女サイト」製作委員会

クライマックスはライブで会場が一体に!

ステージがきらびやかなライブ仕様に変わり、ファンもサイリウムを取り出して準備万端。最初に登場した茜屋は、露乃のキャラクターソング「believe again」をMVでも見せていたキレのあるダンスとともに披露。2人目に登場した大野が、彩のキャラクターソング「赤イ涙の先」を歌うと、時折見せる艶っぽい仕草にファンは魅了された。続けて革ジャンの硬派なスタイルで登場した山崎は、ED主題歌「ゼンゼントモダチ」を熱唱。観客に「一緒に!」と呼び掛けるなど終始ノリノリ。最高潮のボルテージの中、トリを務めたi☆Risは、メンバーの澁谷梓希がデザインした新衣装を身にまとってOP主題歌「Changing point」を歌い、6人がステージ狭しと立ち回る圧巻のパフォーマンスを見せつけた。

トーク、ゲーム、ライブ、上映会と盛りだくさんのイベントの最後は全登壇者がステージに集合。お別れの掛け声として、大野が「不幸だね!」と呼び掛け、観客が「不幸じゃない!」と応えるコール&レスポンスで締め、盛況のうちに幕を閉じた。登壇者が去った後、モニターに芹澤が歌う虹海のキャラクターソング「私だけ見てて▽」(▽=ハートマーク)のティザー映像が上映され、最後までサプライズ満載のイベントとなった。

文=岡本大介

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放送情報

魔法少女サイト

放送日時:2018年4月11日(水)22:30~

※4月11日(水)スタート毎週(水)22:30~

チャンネル:アニメシアターX(AT-X)

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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