アニメ「アルドノア・ゼロ」で初共演して以来、親しい間柄という声優の小野賢章と花江夏樹。そんな人気声優の2人が、やりたいことをやるトークイベント『小野賢章と花江夏樹の見切り発車！(仮)』が、2020年12月26日に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで行われた。今回は、舞台裏や独占インタビュー映像を追加したオリジナルバージョンが、1月31日(日)にフジテレビTWOで放送される夜公演の模様をレポートする。
本イベントは、昼夜公演ともにチケットは即完売。プラチナチケットを手にすることができた、幸運をかみしめるファンの熱気が最高潮に達した中で、小野と花江がステージに登場。小野は会場に足を運んでくれたファンに感謝の気持ちを述べた後、「本物でーす」と満面の笑みであいさつ。花江も「超人気声優(仮)、花江夏樹です」とほほ笑みながら、おちゃめな自己紹介で会場をなごませた。花江との事前のやりとりで「アニメのイベントではやらないことをやる」ということをテーマにした、と明かした小野だったが、どんなことがステージ上で展開するのかは全くアナウンスされていない状態。ファンにとっては全てがサプライズとなる中で、最初のコーナー「小野賢章×花江夏樹 ふたりの愛をたしかめろ！～親密度診断～」がスタートした。出されたお題に対して、一方は自分の回答を、もう一方は相手の回答を予想して、回答が合うかどうかで仲の良さを検証。
小野への出題「花江夏樹が、最近好きな曲(よく聴いている曲)は？」では、小野が「やっぱりこれでしょ」と言いながら「ぐれんげ(紅蓮華)」と、花江が主人公を演じている「鬼滅の刃」の主題歌を挙げるが、花江の顔を見た瞬間、何かを思い出して「失敗した」というように顔をしかめる。そんな小野を残念そうに見つめながら、花江が掲げたフリップには「ポイズン」の文字。俳優・反町隆史の代表曲は、赤ちゃんが不思議と泣き止むことで有名だということで、小野が双子の娘が生まれたばかりの花江に「試してみた？」と事前に聞いていたとのこと。小野は自宅で「紅蓮華」の一節を何気なく口ずさんだところ、妻の声優・花澤香菜が「なんで歌えるの？私も歌えないのに」と驚いていたという、微笑ましいエピソードも明かし、会場から温かい拍手が送られた。
次のコーナーは「花江夏樹のやってみたいこと！プリクラ撮影」。ステージ上に最新式のプリクラマシーンが登場する中、花江は「ちょっとＪＫの気分を味わってみたい。僕の一番の目的は目を大きくして、常人並みにすること。昼公演でもやって撮影したプリクラを確認したところ、左目が認識されていなかったので夜の部は改善したい」と意気込みを語った。用意された小道具のうち、小野はアフロヘアのカツラと怪しげなサングラスというスタイルに落ち着く。一方、花江はロングヘアのカツラを身に着けての女装で、2人はカップルという設定の下、腕でハートを作るなど、さまざまなポーズでプリクラを撮影。その後の編集作業も、時間ギリギリまで大はしゃぎしながら行い、満喫した様子だった。
続く「小野賢章のやってみたいこと！」のコーナーでは、小野が「まずはこちらのVTRをご覧ください！」と合図。小野が「やりたいこと」を書いた紙を入れたボックスから「スカイダイビング」を引き当て、その勢いのままロケに直行するという急展開の様子が流れた。VTRの間には、小野がロケ先で購入したお土産を懸けたクイズコーナーも織り交ぜられ、小野＆花江とファンとの交流も行われた。そして、「小野賢章VS花江夏樹『3本勝負!!』」では、1990年代に大ヒットした懐かしの対戦格闘ゲーム「バーチャファイター」、パターゴルフ、「風船ボンバー」と題した風船を限界まで膨らませて割った方が負け、という3つのバトルを展開。集中力を途切れさせるためのいたずらなど、微笑ましいやりとりも交えた、ドキドキハラハラの攻防が繰り広げられた。
最後のあいさつでは、花江は「やりたいことがいっぱいあって、あっという間でしたね。賢章さんと2人でのイベントは初めてだったので、それがかなって本当に嬉しかったです。いろいろなエンターテインメントをお届けできるよう頑張っていきますので、引き続きみんなで楽しんで盛り上がっていければと思います」とコメント。小野は「2019年から花江君とずっと『イベントやりたいね』と話をしていて、少しでも皆さんに楽しい思いをしてもらうことができたらいいな、という一心で今日のイベントを考えました」と、開催できたことへの喜びをファンに伝え、笑顔の絶えない2時間を締めくくった。
文＝中村実香
放送情報
「小野賢章と花江夏樹の見切り発車！(仮)」夜公演 フジテレビTWO特別版
放送日時：2021年1月31日(日)19:00～
チャンネル：フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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